「シアター野郎 劇場一番星」Podcast vol.51『ナイトクローラー』@ヒューマントラストシネマ渋谷


僕たちが「映画」を観るのは、「映画館」。
あまたの「映画」が語られど、「映画館」はさほど語られず。
ならば、メルマガ「僕らのモテるための映画聖典」が立ち上がろう!
【映画と映画館を同時に語る】それが……

シアター野郎 劇場一番星

今回取り扱う映画は…
ナイトクローラー
そしてウォッチする映画館は
ヒューマントラストシネマ渋谷
です!

是非お聞き下さいませ~

■コーナー内容
[1]「今週のメルマガMVPは誰だ?」
[2]「映画館でモテよう!」 モテポイント/非モテポイント
[3]「僕モテ連載的にコメントしていくぜ!3分で!」
[4]「質問のコーナー」
[5]「シアタービンゴ」のコーナー


■今回の参加者
入江悠(映画監督)
駒木根隆介(名優)
上鈴木伯周(ラッパー)
・大川喬司(編集長)

■今回のキーワード
ヒューマントラストシネマ渋谷/『ナイトクローラー』/ジェイク・ギレンホール/季節の変わり目/ダン・ギルロイ/ジャーナリスト/報道とテレビとモラル/撮影の暴力性/僕モテ男子のモテポイント/僕モテルーレットアプリ/池袋HUMAXシネマズ/『テッド2』/「モフモフ映画ベスト」
■劇場一番星Podcast vol.51『ナイトクローラー』@ヒューマントラストシネマ渋谷





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そして
来週のメルマガ読者限定ガチ話
「僕らのベスト」は「モフモフ映画ベスト」です!


では、次回も映画館をウォッチしていきましょう!
このポッドキャストの感想もお待ちしていますよ。

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テーマ : 映画情報
ジャンル : 映画

《ドッグイア》【vol.136】大人になってもホラーが観たい! 号(カット職人・林)

こんにちは。

僕モテ・メルマガで、
「映画のカット数を数えて報告する」連載をやっております、
カット職人の林です。

まぐまぐでは8/26(水)、
ブロマガでは8/27(木)に配信となった
【vol.136】大人になってもホラーが観たい! 号はいかがでしたでしょうか?
ご意見や感想などメールや公式Twitter宛にいただけると嬉しいです。

さて。
この記事は<僕モテ・ドッグイア>ということで、
わたくしがメルマガの中で「これは!」と思った各連載の文章をフックアップしていきます。

ページの端っこを折る、いわゆる「ドッグイア」。
それをメルマガでやろう、という趣旨でございます。
気がつくと、既読メールの残骸の中に埋もれていってしまう。
それじゃあもったいないし、読み直したいときに探せない。

メルマガをすでにお読みの方は、おさらい感覚で。
まだ登録はしてないけれど興味のある方は、覗き見感覚で。
我々の存在すら知らなかった方は、パンチライン祭りを通り過ぎる感覚で。


それぞれの読み方で、使っていただけたら、と思います。

早速、まいりましょー。
連載順に、ドンドン<ドッグイア>してゆきますよ!


■入江悠の身辺雑記「映画でモテると思ってた」
<ドッグイア!>
 もっと美しくなりたい!
 もっとレイアウトを美しくしたい!
 できれば服装とかもちょっとはおしゃれにしたい!
 こんな美的センスゼロの配信はこれで最後にしたい!!

 (『ジョーカー・ゲーム』Blu-ray&DVD発売記念
   <勝手にオーディオ・コメンタリー>について)


■執筆陣がこの一週間で観た映画を採点「みんなの☆映画レビュー」
 ☆☆☆…観ずに死ねるかっ
 ☆☆……ヒマつぶしに、是非
 ☆………観なくていいかも
 の3段階ガチ評価です。

<今週、取り上げた映画>
『死霊高校』
『ナイトクローラー』
『ベルファスト71』
『スミス都へいく』
『キートンのセブンチャンス』
『幽霊と未亡人』
『ラブ&マーシー 終わらないメロディー』
『お盆の弟』
『ミニオンズ』
『クーキー』
『バケモノの子』
『野火』
『人生スイッチ』

以上、各執筆陣が13本の新作映画をガチレビューしています。


■ボールペン画伯・佐藤圭一朗の1コマ劇場「映画・狂人画報」
<今週の一枚>
ちゃんと伏線! 存分に邪悪! 短尺! 濃厚! 『死霊高校』



■入江悠が、ちょっとマジメに考えた。「モテる大人になるための映画術」
<ドッグイア!>
 合理・不合理で分けられない「この世ならざるもの」に触れるのって、
 最近ではけっこう稀有な体験になってないかなあ、ということです。
 みんな「俺、それ理解してるから」と言いがちな気がするんです。

(『死霊高校』について)


■放送作家・林賢一のストイック映画評「終わった恋と、映画を数える・改」
<ドッグイア!>
 『ナイトクローラー』のカット数は【1476カット】でした。
 上映時間は118分なので、1カット平均は約4.8秒になります。

(『ナイトクローラー』について)


■俳優・駒木根隆介の役者論「俳優麺論」
<ドッグイア!>
 固い白菜なら無理して入れなくてよかったし、
 それか隠し包丁とかで下ごしらえを丁寧にした方がよかったかな!

(『バケモノの子』について)


■女優・森下くるみの完全女子目線映画評「乙女は映画に恋をした」
<ドッグイア!>
 キャラ造形におけるトーンの暗さは森の神秘的な部分を強調しているし、
 物語の根底に流れる超自然的なものにも
 密接に関係しているのではないでしょうか。

(『クーキー』について)


■ラッパー・上鈴木伯周の「すべての映画はヒップ・ホップである」
<ドッグイア!>
 カワイイは正義! だけど、
 カワイイだけで平気?
 僕はカワイイの向こう側が見たかったのです。

(『ミニオンズ』について)


■メルマガ読者限定ハミダシPodcast「シアター野郎 劇場一番星」ガチ話!
 ※毎週、読者さんだけにガチな話をしております

 ・名優コマキン出演中の舞台「青い種子は太陽のなかにある」こぼれ話。
 ・『ジュラシック・ワールド』を語りたい!先週の「勝手に読者賞」も遅ればせながら発表!
 ・僕らのベスト「オムニバス映画」ベスト。入江監督からの小ネタツッコミが豊富でいい感じ!
 ・駄話。伯周のサマソニ出演、みんなの憧れと将来の話。俳優の話。などなど。


■メルマガ編集担当の書評コーナー「これは映画になりますか?」
<ドッグイア!>
 いずれにせよ『進撃の巨人』は
 漫画綱ミステリ門ファンタジー鋼パニック目巨人科に属する作品。
 その根本には、やっぱりミステリがあってほしいなあと思い、
 風呂敷大き目な副題がつけられた後編
 『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド』に
 期待する次第である。

(『進撃の巨人』諫山創(講談社)について)


以上、カット職人的<ドッグイア>でした。

そういえば、前々回のPodcast課題映画でありました
『人生スイッチ』について、
大川編集長とわたくしが「3分じゃ語りきれなかった!」
ということで、当ブログで「ひとりガチ話」と題しまして、
記事を書いています。

大川編(http://bmes.blog.fc2.com/blog-entry-485.html
林編(http://bmes.blog.fc2.com/blog-entry-486.html

『人生スイッチ』をご覧になった方、
お時間あるときにお読み下さいませー。

「僕らのモテるための映画聖典」は
これまで「まぐまぐ」での配信でしたが、
http://www.mag2.com/m/0001320971.html

今後はニコニコ動画のブロマガでも読めるようになりました。
http://ch.nicovideo.jp/eigamote/blomaga
こちらはクレジットカードがなくとも登録できるようなので、
あわせて、よろしくお願いします。

それでは、次週配信号で逢いましょう。
ではまた。

『人生スイッチ』ひとりガチ話②(カット職人・林)

こんにちは、メルマガでは「映画のカットを数える」連載担当の
カット職人の林です。

さて、前回の大川編集長の記事に触発されて、
わたくしも『人生スイッチ』に関しては、
Podcastの3分だけでは語り残している、
と感じていたので、補足をさせて下さいまし。

まず、わたくしの本作に対する評価からいきますと、

大傑作

だと思ったわけですが、
その内実は大川編集長とかなり違うんですね。
(映画って、同じ傑作という評価だとしても、
 その解釈が違ったりするわけですから、面白いですね)

まず、大川編集長が

「本話は金持ちと貧乏人が、抱えている様々な問題を乗り越え(あるいは先送りし)
 最後の最後で許しあい、和解する話」

とまとめていることに、驚きました。

というのも、わたくしはこの2行目の
「最後の最後で許しあい、和解する話」という部分は
(後述しますが)もちろん同意するものの、
「金持ちと貧乏人」というアングルは全く持たなかったのです。
これは目から鱗でした。
なるほど、そういう見方があったのか、と。
たしかに、そうですね。

では、わたくしはこの映画をどんな風に捉えたかというと、
これも引用になって申し訳ないですが、
「抱えている様々な問題を乗り越え」という部分だけに
強く反応してしまった自分がいるのです。

もっと言うと、この「様々な問題」というのが
この映画の核心であり、世界に広がっている理由なのでは?
とすら思うのです。
そして、その「様々な問題」というのは、実は1つです。
私見では、「様々」ではありません。
ズバっといきます。具体的にはこうです。

「復讐と暴力」

そう、わたくしにとっては、
『人生スイッチ』は「復讐と暴力」がテーマであり、
その「復讐と暴力」という連鎖から、
人はどのようにして脱することができるのか?
というのを観客それぞれに問うているように思えたのです。

各エピソードは大川編集長が分析していますので、
詳細は避けますが、
すべてが「復讐のために暴力」をする話です。
1〜6話のエピソードのすべてがそうです。
もちろん、その舞台ははアルゼンチンですので、
大川編集長の指摘する格差や貧富問題は関わってきます。
ですが、その事実は認めるものの、
もっと根源的、普遍的、本質的には、
「復讐と暴力」が全編に横たわっているのです。

そして、1〜5話のエピソードに関しては、
「復讐のために暴力」が行使されたまま終わります。
6話もラスト直前まではほぼ同じ展開です。
「復讐のための暴力」が’繰り返されます。
ですが、ラストで愛、もしくは身体でコミュニケーションをとることにより、
和解し(たように見え)ます。
つまり、

1〜5話、復讐と暴力!
6話、復讐と暴力・・・・・・ア〜ンド愛!


といった案配なのです。
ここでのポイントは、
6話で「愛(もしくは身体コミュニケーション)」によって、
「復讐と暴力」が解決しうるのだとしたら、
1〜5話はどこかで間違っていた物語なのかもしれない、という点です。
1〜5話だって、どこかで正しい処方をしていれば、事件は起きなかった。

少なくともわたくしは6話のラストを目撃した瞬間、
1〜5話のオセロの黒い石(暴力)がすべて反転して、
白い石(平和)にひっくり返っていく光景が頭をよぎりました。

そう、すべての「復讐と暴力」は、愛(もしくは身体コミュニケーション)によって、
なくすことができる、と。

だとするならば、1〜5話の「あそこでこうしておけば暴力は起きなかった!」
だとか「あそこで我慢して、ああしておけば」という、
映画では不文律とされている「もしも」という妄想が浮上してきます。

おそらく。
(6話のラストが唐突だという指摘はごもっともだとも思うのですが)
この衝撃的な転換によって、
1〜5話に隠された「もしも暴力が行使されなかったら」な物語が
突然、浮き上がってくる。そんな仕組みになっているような気がします。
そこに強く感動もしました。

それは翻ると、自分たちの人生に「復讐と暴力」を持ち込まない、
という(身も蓋もない)規律になるのではないでしょうか。
もしくは、「復讐と暴力」をしそうになったとしても、
持ち込みそうになっても、愛によってそれは止めうる、と!

(もっとも大きな「復讐と暴力」といえば・・・・・・もうお分かりですよね。やめましょう)

わたくしが、『人生スイッチ』にズシンときたのは
この
1〜5話・・・・・・露悪的に描く非道徳な物語
6話・・・・・・ラストですべてをひっくり返す

という構成だったのですが、
監督はインタビューで
「脚本を書いた順番に並べただけだよ」とさらっと語っていました。

ですが、いいんです。
大切なのは解釈です。
それぞれの観客が実生活にどれだけ、反映することができるかが重要です。
たとえ、それが間違った解釈だとしても。
わたくしの解釈と感想は消えません。
みなさんのご意見も是非、聞きたいです。

そうそう、毎週配送している僕モテメルマガの月頭(第1週)号は、
毎月特集号をやっておりまして
9月頭は・・・・・・<スピルバーグ特集号>です!
登録初月は無料なので、チャンスタイムです。

わたくしは『ジョーズ』(1975)のカット数を数えますので、
(心置きなく【カット】バレできる超有名作品すよね)
事前に観られる方は観ておいて下さいー。
それではまた来週、メルマガでお会いしましょうー。


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【人生スイッチ】ひとりガチ話!


みなさまこんばんは。
メルマガ編集担当でございます。
先日、Podcastで語ったアルゼンチン映画『人生スイッチ』。

人生スイッチ


普段私はPodcastで聞き役兼おたより係を務めておりますが、
なんだかこの映画だけはどうしても語りたくなり、3分間プレゼンに参加。
存分に語ったはずだったのですが――あれ、まだ全然語り足りないわ。
ということで、ブログで長い蛇足を書きます。
「ちょうどいま暇!」という方、お付き合いください。

Podcastで発言したように、私は本作を通じて、
映画でこんなことができるのか! と感銘をうけました。
なぜなら、映画を観ることで、

アルゼンチンってこういう国なんだ!
と、未知なる国を理解できた気になったからです。


わたしが映画から受け取ったアルゼンチン像は以下のようなものでした。

・貧富の差が激しく、
・階級差が厳然とあり、
・必然的に、階級間での軋轢がある

ホントかな。
そう思って調べたところ、アルゼンチンは世界で28番目に貧富の差が激しい国。
なおかつ移民が97%、原住民が3%という極端な人口構成の「移民の国」であり、
人種差別はないものの、階級差別はある国であることがわかりました。
わ、マジで映画の印象そのまんま。
120分ちょいの映画を観るだけで、一国の現状がまるっとわかってしまう。
いやはやすごい、この映画。
というわけで、一話ずつじっくりと考えたいと思った次第であります。

まず前提となる仮説を述べます。
本作は
「金持ちと、貧乏人が、対立の果てにひとつに融け合うお話」
です。
金持ちとは、ヨーロッパからの移民の末裔/もしくは悪いことしてる奴で、
主に首都・ブエノスアイレス在住の人々。
貧乏人とは、それ以外の人全部です。
固定化した上流階級と悪人が、アルゼンチンでは富を独占し、正しく再分配が行われていない。
当然ながら、貧乏人は金持ちに対してウップンがたまっている。
以上の「仮説」をもって、解説をスタートします。

【一話目】

飛行機に乗り合わせた客が、実は全員ある人物の知り合いとわかる。
その人物は操縦席を占拠しており、乗り合わせた客+「ある夫婦」を
道連れに壮大な自爆テロを目論んでいる…というお話。


ポイントは「その人物」が、「金持ちの息子」である点です。
なぜ「金持ちの息子」であるかといえば答えは単純で、
ひとつには飛行機一機を借り切るだけのカネを持っている、ということ。
もうひとつポイントとなるのは、かつて金持ちの息子の音楽作品を酷評したという音楽評論家の
「多くの人のためにあんな音楽を評価するわけにはいかなかった」という一言。
おそらく金持ちの息子は、金にモノを言わせて強引に自分の作品をコンテストの俎上にあげたのでしょう。
ただ作品がダメなだけなら、多くの人のために、という言葉を評論家は口にしないはず。
「カネにモノを言わせてきた」からこそ、評論家は「多くの人のために」酷評したのではないでしょうか。

以上から、本話のポイントは2つ。

・金持ちはズルをする
・金持ちの息子はどうしようもない

映画を観たアルゼンチンの庶民は、思わずガッツポーズをしたことでしょう。
しかし、ではこの映画は「庶民の味方」なのかといえば、
そんなことは全然まったくない
ことが、以下のエピソードからだんだんとわかってきます。

【二話目】

激しい雨の夜、レストランにひとりの客が訪れます。
ウェートレスは、その男が、父を死に追いやった男であることに気づき、
レストランの女主人にその旨を告げます。
すると女主人はその男の殺害をウェートレスに提案し――というお話。

この話の面白いところは、
登場人物全員が、地方出身の非・移民の末裔(に見える外見)である点。
富を独占しているのは必ずしも白人だけではないのだ、
というメッセージが本話には込められているように思います。
金持ちは悪で、貧乏人は善。
そういう単純な話ではありません
よ、と本話は語りかけます。
ちなみに、第5話も、「金持ちも貧乏人も一皮剥けばどちらもロクなもんじゃないよね」
というお話であります。

【三話目】

田舎道を走行中、車線をゆずらないボロ車にブチ切れ、
追い越し際に「この田舎者が!」と罵声を浴びせた新車のアウディに乗った男。
ほどなくアウディのタイヤがパンク。そこに先刻追い越した田舎者が追いついて――
というお話。


描かれるのは「金持ちvs貧乏人のガチンコバトル」。
すなわち、「階級ウォーズ」です。
金持ちは、高級そうなスーツをまとい、欧州車に乗っています。
田舎者は、きったない服を着て、ボロボロの車に乗っている。
描かれるのは金持ちと田舎者の対比で、これは六話目と同じテーマです。

面白いのは、
田舎者が、まさしく「田舎者」と呼ばれたことにキレている点です。
アルゼンチンにおいて、金持ちと貧乏人の対立、持てるものと持たざるものの対立は、
都会人(ブエノスアイレス人)とそれ以外の対立でもあることが予想されます(ホントかどうかは知りません)。

さて、ラストシーンで都会人と田舎者は「ひとつ」に溶け合います。
これは、六話目のラスト、金持ちの息子と貧乏人の娘がセックスにより「ひとつ」になるシーンと対になっています。
本作は、1話目と4話目、2話目と5話目、3話目と6話目がそれぞれ対応関係になっており、
そのあたりも実に丁寧なつくりだと言えると思います。

ちなみに、本話の主人公は都会人で金持ちですが、「金持ちの息子」ではありません。
5話目の主人公もそうですが、「自力で金持ちになった男」に対して一定のリスペクトを保つのも、本作のバランス感覚と言えましょう。

【4話目】

爆破技師である主人公は、一仕事終えて娘の誕生日ケーキを買っている隙に、
クルマをレッカー移動されてしまう。それを不服とした男は役所で大暴れ、会社をクビに。
家族からは三下り半を突き付けられ、再就職先も思うように見つからないなか、
再度クルマをレッカーされた男は、レッカー会社を爆破することを決意する……というお話。

これは、1話目と道具立てが異なるだけで、まったく同じ話だと言えます。
1話目では金持ちの息子が、本話では貧乏人が、それぞれブチ切れて個人的テロ行為に走ります。

注目したいのは会社をクビになった主人公が、再就職先に履歴書を提出しにいくシーン。
担当者の不在を告げられた主人公は、受付嬢を口汚くののしり、会社を去ります。
これ、どう考えても主人公が悪いんですよね。
しかも、このあと主人公はクルマを再度レッカーされてしまうのですが、
明確に縁石が黄色く塗られた場所(駐車禁止区域)に駐車していた気がします。
彼は社会に文句ばかり言い、自らの行為をなんら省みていない、要するにダメ人間です。

彼は、自らのテロ行為が大衆の共感を生み、「たまたま」ヒーローとなりますが、同時にただの犯罪者にすぎません。
ラストに映る主人公の虚ろな瞳は象徴的で、彼の人生に明るい未来はありません。
これにより、必ずしも全面的に庶民の味方ではない、と映画は宣言しています。

じゃあなんなんだ。なにが言いたいんだ。
映画のミッドポイントをまたぐ本話をきっかけに、
物語は「結論」へと向かっていきます。

ちなみに、本話で主人公はケーキ代、レッカー代、違反金などを支払いますが、その通貨はペソ。
しかも、日本円にして数千円のしみったれた額です。
それに対し、続く五話で扱われる通貨はドル、しかも億単位であることにも注目です。
ケーキを買うときに、思ったより高い値段を言われた主人公は「舶来モノみたいだな」と
店員の女の子に嫌味を言いますが(これはモテない!)、舶来モノもキーワード。
3話目、5話目で金持ちが乗るクルマは、それぞれアウディとベンツで、まさしく「舶来モノ」です。

【5話目】

金持ちの息子が妊婦を轢き殺してしまう。
金持ちの父は、弁護士の提案で、検察官にも賄賂をつかませ、
使用人に5000万ドルと引き換えに息子の身代わりとなることを要請するが……というお話。


要約すると「金持ちも貧乏人も一皮剥けば同じ」という話で、
純粋に6話目へのブリッジとなります。

本輪の注目は、登場人物たちの服装に尽きます。
身代わりとなることを持ちかけられる使用人の服の、まーみすぼらしいこと!
その使用人と肌の色が似ている検事の服の、まー高そうなこと!

このあたりから、
アルゼンチンには人種差別はない(肌の色が同じでも従事している役割は大きく異なる)が、
階級差別はある(着ている服=ステータスは大いに異なる)ことが予感されます。

本話では、ラストで貧乏人が貧乏くじを引きます。
映画は金持ちの側にも貧乏人の側にもつかない。
そう宣言して、ラストの6話へとなだれこむ
のです。

それにしても、金持ちの息子っつーのはホント駄目ですね。

【六話目】


幸せ絶頂の結婚式の最中、ふとしたきっかけで新婦は新郎の浮気を知る。
思わず会場を泣きながら走り去る新婦が、
追いかけてきた新郎の前で本性をあらわして――というお話。


本話の新郎は、金持ちでマザコン。堪え性もないし思慮も浅い。
またしても「金持ちの息子」です。
対して、新婦は強かな貧乏人です。姉さん女房でもある気がします(しわが多いので)。
新婦が貧乏人(かつおそらく田舎者)であるのは、彼女の発言のはしばしからうかがえます
(『タンゴを教えてくれる場所がわからない』など)。

新郎の浮気発覚を契機として、楽しいはずの結婚式はめちゃめちゃに。
自暴自棄になった新婦は会場ホテルのスタッフと屋上セックスにおよぶわ、
新郎は刃物を持ち出すわの大騒ぎで救急車まで出動する騒ぎになります
(ここで登場する医者が何故か手術着姿なのですが、ここは“笑うとこ”だと思います)。

あれ、どうすんのこれ。
もうそろそろ120分ですけど?
という刹那、新郎と新婦は衆人環視の元、セックス(というかペッティング)を開始。
映画はそこで終わります。
うーん、なるほど。
つまり、本話は金持ちと貧乏人が、抱えている様々な問題を乗り越え(あるいは先送りし)
最後の最後で許しあい、和解する話
なのです。
3話目で殺しあった金持ちと貧乏人が、今度は愛し合うのです。感動です。

まとめます。
アルゼンチンには貧富の差、階級差があり、階級間には差別と憎しみがある
(1、2、3話)。
しかし、それを言ってもキリがないし、そもそも金持ちも貧乏人もどっちもどっちだよ!
(4、5話)
だったら、いろいろあるけど仲良くやろうよ、しょうがないからさ、とほほ。
(6話)


このように「アルゼンチンってこんな国なんす」と、語りかけてくるように、私には感じられたのです。
そして、アルゼンチン人が本作を観たら、めちゃくちゃ笑える(あるいは全然笑えない)
「アルゼンチンあるある映画」となっているのだと思います。

もちろん以上は映画素人の私の妄想に過ぎません。
大いに的外れであるに違いないとも自覚しています。
しかし、こんな風に妄想を展開させてくれただけでも、
私は本作に感謝を述べたいと思う次第であります。いやー、映画ってホントおもろいっすね。

というわけで。

入江悠presents僕らのモテるための映画聖典は、

まぐまぐ
http://www.mag2.com/m/0001320971.html

ニコニコチャンネル
http://ch.nicovideo.jp/eigamote

にて配信中!
登録初月は無料で読めますので、ぜひぜひ気軽にご登録を!

今週、この画像について反省の弁をメルマガで書きます(入江悠)

先週末の僕モテ第二回のニコニコ生放送。
『ジョーカー・ゲーム』Blu-Day&DVD発売記念<勝手にオーディオ・コメンタリー>より。

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↓2015/8/26 19:01追加(by伯周)
さらに、こんな感じで準備したんです。
20150826niconama

【入江連載予告】今週取り上げる新作は……ホラー映画『死霊高校』!

こんにちは、メルマガ主宰の入江悠です。
先週は「映画『ジョーカー・ゲーム」Blu-Ray&DVD発売記念<勝手にオーディオ・コメンタリー>」をニコ生配信しましたが、
いかがでしたでしょうか。
ご覧頂いた皆様、大変ありがとうございます。

さて私が、今週の僕の連載で取り上げる映画はこちら。
ひっさしぶりのホラー映画!
大学生映画!
演劇部映画!

『死霊高校』!!

いい邦題!

ちょっと涼しくなってきたけど、まだ夏は終わらせない。
ということで、今週も「僕モテ映画聖典メルマガ」をよろしくお願いします。
他の執筆陣の記事も充実ですよ!!

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8月4週目、今週配送号はこの作品を数えます!(カット職人林)

『ナイトクローラー』

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「カットに関する映画」とも言える、本作、
気になるカット数は……

僕モテメルマガで発表しますので、
よろしくお願いします!


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僕モテ《ドッグイア》【vol.135】『ジョーカー・ゲーム』ソフト化記念ニコ生やります号(カット職人林)

こんにちは。

僕モテ・メルマガで、
「映画のカット数を数えて報告する」連載をやっております、
カット職人の林です。

まぐまぐでは8/19(水)、
ブロマガでは8/20(木)に配信となった
【vol.135】『ジョーカー・ゲーム』ソフト化記念ニコ生やります号
はいかがでしたでしょうか?

さらには、先日の日曜日にニコ生で放送した

『ジョーカー・ゲーム』勝手にオーディオコメンタリー!!

おかげさまで、1800人を超える皆さんにご覧いただき、
盛り上がることと相成りました。
ありがとうございました!

今後も僕モテクルーでニコ生を定期的にやれたらいいなー
なんて思っていますので、引き続きご贔屓に。


さて。
この記事は<僕モテ・ドッグイア>ということで、
わたくしがメルマガの中で「これは!」と思った各連載の文章をフックアップしていきます。

ページの端っこを折る、いわゆる「ドッグイア」。
それをメルマガでやろう、という趣旨でございます。
気がつくと、既読メールの残骸の中に埋もれていってしまう。
それじゃあもったいないし、読み直したいときに探せない。

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まだ登録はしてないけれど興味のある方は、覗き見感覚で。
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それぞれの読み方で、使っていただけたら、と思います。

早速、まいりましょー。
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■入江悠の身辺雑記「映画でモテると思ってた」
<ドッグイア!>
 亀梨君がこの舞台で、
 ザ・ミュージカル的に完璧に歌い上げるのではなく、
 微妙な暗さと寸止め感の中で歌を成立させているのは、
 とてもクレバーで正しい、と思い感心しました。

 (舞台『青い種子は太陽のなかにある』について)


■執筆陣がこの一週間で観た映画を採点「みんなの☆映画レビュー」
 ☆☆☆…観ずに死ねるかっ
 ☆☆……ヒマつぶしに、是非
 ☆………観なくていいかも
 の3段階ガチ評価です。

<今週、取り上げた映画>
『ジュラシック・ワールド』
『人生スイッチ』
『奪還者』
『マルクス捕物帖』(旧作)
『アパッチ砦』(旧作)
『或る夜の殿様』(旧作)
『歌麿をめぐる五人の女』(旧作)
『ミニオンズ』
『セバスチャン・サルガド/地球へのラブレター』
『駆込み女と駆出し男』
『しとやかな獣』(旧作)
『この国の空』
『ビッグゲーム 大統領と少年ハンター』

以上、各執筆陣が13本の新作映画をガチレビューしています。


■ボールペン画伯・佐藤圭一朗の1コマ劇場「映画・狂人画報」
 <今週の一枚>
  僕の山にサミュエル・L・ジャクソンが降って来た!
 『ビッグゲーム 大統領と少年ハンター』




■入江悠が、ちょっとマジメに考えた。「モテる大人になるための映画術」
<ドッグイア!>
 ひとつ目……【リアクションがすごい】(中略)
 ふたつ目……【子供のリアクションがすごい】(中略)
 みっつ目……【リアクションした者同士のリアクションが
        すごい】

(『ジュラシック・ワールド』について)


■放送作家・林賢一のストイック映画評「終わった恋と、映画を数える・改」
<ドッグイア!>
 『しとやかな獣』のカット数は【230カット】でした。
 上映時間は96分なので、1カット平均は約25秒になります。

(『しとやかな獣』について)


■俳優・駒木根隆介の役者論「俳優麺論」
<ドッグイア!>
 例えるなら、今作はまたおま系ですね!
 ただし最高レベルのまたおま系です!

(『ジュラシック・ワールド』について)


■女優・森下くるみの完全女子目線映画評「乙女は映画に恋をした」
<ドッグイア!>
 でも、妻子と別れるなんてこと、
 生まれ変わってもしないでしょ? などと
 醒めた目で見ていたわけですが、
 こういう男どもはみんな脳天にミサイルが直下して
 爆発しちゃえばいいんだよなぁ、ほんと。

(『この国の空』について)


■ラッパー・上鈴木伯周の「すべての映画はヒップ・ホップである」
<ドッグイア!>
 画面からシリアスな臭いはせず、むしろニヤニヤと笑えて、
 そして時に考えさせられる、という、
 コメディのバランス感覚が絶妙で、つまり最高でした!

(個人的には、松本人志監督が撮るべき
 方向性かと思います。)

(『人生スイッチ』について)


■メルマガ読者限定ハミダシPodcast「シアター野郎 劇場一番星」ガチ話!
 ※毎週、読者さんだけにガチな話をしております

・『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』延長戦! みんなトムが大好きなんだ!
・僕らのベスト「スタント映画ベスト」で圭一朗画伯がそりゃ熱い!
・【聴取注意!?】メルマガ執筆陣がガチトークバトル!? メルマガと政治、僕らの方向性、男子がわちゃわちゃと。
・今週は1時間超えです。長くてすみません。


■メルマガ編集担当の書評コーナー「これは映画になりますか?」
<ドッグイア!>
 いちばん大切なのは、書くこと。
 次に大切なのは、書き切ること。

(『デート・ア・ライブ』について)


以上、カット職人的<ドッグイア>でした。

最近、「え、メルマガって毎週やってるの!?」とか言われるんですが、
毎週配信していますよっ!

「僕らのモテるための映画聖典」は
これまで「まぐまぐ」での配信でしたが、
http://www.mag2.com/m/0001320971.html

今後はニコニコ動画のブロマガでも読めるようになりました。
http://ch.nicovideo.jp/eigamote/blomaga
こちらはクレジットカードがなくとも登録できるようなので、
あわせて、よろしくお願いします。

それでは、今週配信号で逢いましょう。
ではまた。

「シアター野郎 劇場一番星」Podcast vol.50『人生スイッチ』@ヒューマントラストシネマ有楽町





僕たちが「映画」を観るのは、「映画館」。
あまたの「映画」が語られど、「映画館」はさほど語られず。
ならば、メルマガ「僕らのモテるための映画聖典」が立ち上がろう!
【映画と映画館を同時に語る】それが……

シアター野郎 劇場一番星

今回取り扱う映画は…
人生スイッチ
そしてウォッチする映画館は
ヒューマントラストシネマ有楽町
です!

是非お聞き下さいませ~

■コーナー内容
[1]「今週のメルマガMVPは誰だ?」
[2]「映画館でモテよう!」 モテポイント/非モテポイント
[3]「僕モテ連載的にコメントしていくぜ!3分で!」
[4]「質問のコーナー」
[5]「シアタービンゴ」のコーナー


■今回の参加者
入江悠(映画監督)
駒木根隆介(名優)
・上鈴木伯周(ラッパー)
・林賢一(カット職人/脚本家)
・大川喬司(編集長)

■今回のキーワード
ヒューマントラストシネマ有楽町/『人生スイッチ』/「オムニバス映画ベスト」/駒木根隆介/亀梨和也/「青い種子は太陽のなかにある」/リカルド・ダリン/ペドロ・アルモドバル/アルゼンチン/階級と貧富の差/映画と掛け算/『野火』/映画と人生/『ナイトクローラー』/ヒューマントラストシネマ渋谷/「ジャーナリスト映画ベスト」
■劇場一番星Podcast vol.50『人生スイッチ』@ヒューマントラストシネマ有楽町





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・気軽に更新情報が確認できますよ。
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次回の課題映画館と作品は…
ヒューマントラストシネマ渋谷

ナイトクローラー


そして
来週のメルマガ読者限定ガチ話
「僕らのベスト」は「ジャーナリスト映画ベスト」です!


では、次回も映画館をウォッチしていきましょう!
このポッドキャストの感想もお待ちしていますよ。

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┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

■【 告知 】23日(日)20時から『ジョーカー・ゲーム』勝手にオーディオコメンタリー!

┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛



 祝! 入江悠監督作『ジョーカー・ゲーム』ブルーレイ/DVD発売。
 というわけで、『日々ロック』に続き今回もやります!


 『ジョーカー・ゲーム』勝手にオーディオコメンタリー!!

 どういうことかカンタンに説明しましょう。
 ↓
 『ジョーカー・ゲーム』のブルーレイorDVDをあらかじめセット!
 そしてパソコンでは「僕モテニコニコチャンネル」をチェック!
http://ch.nicovideo.jp/eigamote
 生放送にアクセスし、放送内のカウントダウンに合わせて再生ボタンを押せば──
 自宅にいながらにして、「みんなで映画が観られる」、というわけ。

 コメントがリアルタイムで流れるニコニコ生放送なので、
 みなさんからの質問やご意見なども随時取り上げていきたいと思います。
 前回はトラブル続きで大変ご迷惑をおかけしましたが、
 その反省を踏まえ、今回は万全の態勢で臨みます。

 以下詳細です。

+‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥+
 日時/8月23日 20時より(オーディオコメンタリーは20時半頃からを予定)
 形式/ニコニコ生放送
http://ch.nicovideo.jp/eigamote
 ※どなたでもご覧になれます
 ※生放送内には『ジョーカー・ゲーム』の画面は映りません
+‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥+


 というわけで、日曜日は『ジョーカー・ゲーム』のブルーレイ/DVDとともに自宅待機願います!
 亀梨くんの雄姿や深キョンの艶姿をビール片手に眺めつつ、
 みんなでワイワイ盛り上がりましょー!

テーマ : 映画情報
ジャンル : 映画

僕モテ<ドッグイア>【vol.134】 祝!『ジョーカー・ゲーム』ソフト化 号(カット職人・林)

こんにちは。

僕モテ・メルマガで、
「映画のカット数を数えて報告する」連載をやっております、
カット職人の林です。

まぐまぐでは8/12(水)、
ブロマガでは8/13(木)に配信となった
<【vol.134】 祝!『ジョーカー・ゲーム』ソフト化 号>はいかがでしたでしょうか?

お盆時期の配送になりましたが、
皆様の夏映画鑑賞の参考になったのであれば
これ幸いでございます。

個人的には史上最多となる【鬼の新作9本レビュー】を敢行しまして、
メルマガMVPを変則的に受賞させてもらい、記念すべき号になりましたよっ!

さて。
この記事は<僕モテ・ドッグイア>ということで、
わたくしがメルマガの中で「これは!」と思った各連載の文章をフックアップしていきます。

ページの端っこを折る、いわゆる「ドッグイア」。
それをメルマガでやろう、という趣旨でございます。
気がつくと、既読メールの残骸の中に埋もれていってしまう。
それじゃあもったいないし、読み直したいときに探せない。

メルマガをすでにお読みの方は、おさらい感覚で。
まだ登録はしてないけれど興味のある方は、覗き見感覚で。
我々の存在すら知らなかった方は、パンチライン祭りを通り過ぎる感覚で。


それぞれの読み方で、使っていただけたら、と思います。

早速、まいりましょー。
連載順に、ドンドン<ドッグイア>してゆきますよ!


■入江悠の身辺雑記「映画でモテると思ってた」
<ドッグイア!>
 いまの日本で自分がどんな映画を撮るべきなのか、
 この状況を批評的に見つめて映画を作るのか可能なのか、
 というのを考える作業には背を向けられないと思うんです。

 (「映画の政治性」について)


■執筆陣がこの一週間で観た映画を採点「みんなの☆映画レビュー」
 ☆☆☆…観ずに死ねるかっ
 ☆☆……ヒマつぶしに、是非
 ☆………観なくていいかも
 の3段階ガチ評価です。

<今週、取り上げた映画>
『セバスチャン・サルガド/地球へのラブレター』
『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』
『フルスタリョフ、車を!』
『恐怖分子』
『人生スイッチ』
『雪の轍』
『野火』
『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』
『オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分』
『日本のいちばん長い日』
『さよなら、人類』
『ジュラシック・ワールド』
『彼は秘密の女ともだち』

以上、各執筆陣が13本の新作映画をガチレビューしています。


■ボールペン画伯・佐藤圭一朗の1コマ劇場「映画・狂人画報」
 <今週の一枚> 世界最高のプログラムピクチャー
 『ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション』




■入江悠が、ちょっとマジメに考えた。「モテる大人になるための映画術」
<ドッグイア!>
 おそらく自分の家を出るときには何度もシャッターを切っている。
 現地へ行く前に、いくつものシミレーションをして、ついに足を踏み出した。
 それ自体が、まずひとつめのシャッターなのではないか、と。

(『セバスチャン・サルガド/地球へのラブレター』について)


■放送作家・林賢一のストイック映画評「終わった恋と、映画を数える・改」
<ドッグイア!>
 『ジュラシック・ワールド』のカット数は【1714カット】でした。
 上映時間は125分なので、1カット平均は約4.3秒になります。

(『ジュラシック・ワールド』について)


■俳優・駒木根隆介の役者論「俳優麺論」
<ドッグイア!>
 最後にミカサを演じた水原希子さん!(中略)
 一杯のラーメンの中で一つだけの具、ナルトですよナルト!

(『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』について)


■女優・森下くるみの完全女子目線映画評「乙女は映画に恋をした」
<ドッグイア!>
 ただ、女装ダヴィッドに共感するところ、
 または心から理解したいと思える部分があるんです。
 それは、彼が周りの人や自分の娘を愛するように、
 自分のことも愛しているということ。

(『彼は秘密の女ともだち』について)


■ラッパー・上鈴木伯周の「すべての映画はヒップ・ホップである」
<ドッグイア!>
 はい、『ジュラシック・ワールド』
 をヒップ・ホップ的に言うならば……!
 Jurassic 5(ジュラシック5)
 ということになりますね。

(『ジュラシック・ワールド』について)


■メルマガ読者限定ハミダシPodcast「シアター野郎 劇場一番星」ガチ話!
 ※毎週、読者さんだけにガチな話をしております

 ・『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』延長線with圭一朗画伯!入江悠監督!!
 ・そこからいろいろ、邦画の話。戦争の話。などなど…
 ・僕らのベスト「巨人映画ベスト」。今回は盛り上がるのか…?
 ・トム・クルーズの話、など。名優コマキンの舞台裏話。


■メルマガ編集担当の書評コーナー「これは映画になりますか?」
<ドッグイア!>
 というわけで、お盆休みが終わったら、うん、オレ本気出す!
(『あん』 について)


以上、カット職人的<ドッグイア>でした。

最近、「え、メルマガって毎週やってるの!?」とか言われるんですが、
毎週配信していますよっ!

「僕らのモテるための映画聖典」は
これまで「まぐまぐ」での配信でしたが、
http://www.mag2.com/m/0001320971.html

今後はニコニコ動画のブロマガでも読めるようになりました。
http://ch.nicovideo.jp/eigamote/blomaga
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あわせて、よろしくお願いします。

それでは、今週配信号で逢えることを楽しみにして。
ではまた。

「シアター野郎 劇場一番星」Podcast vol.49『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』@新宿バルト9


僕たちが「映画」を観るのは、「映画館」。
あまたの「映画」が語られど、「映画館」はさほど語られず。
ならば、メルマガ「僕らのモテるための映画聖典」が立ち上がろう!
【映画と映画館を同時に語る】それが……

シアター野郎 劇場一番星

今回取り扱う映画は…
ミッション: インポッシブル/ローグ・ネイション
そしてウォッチする映画館は
新宿バルト9
です!

是非お聞き下さいませ~

■コーナー内容
[1]「今週のメルマガMVPは誰だ?」
[2]「映画館でモテよう!」 モテポイント/非モテポイント
[3]「僕モテ連載的にコメントしていくぜ!3分で!」
[4]「質問のコーナー」
[5]「シアタービンゴ」のコーナー


■今回の参加者
入江悠(映画監督)
駒木根隆介(名優)
上鈴木伯周(ラッパー)
・林賢一(カット職人/脚本家)
・佐藤圭一朗(制作プロデューサー)
・大川喬司(編集長)

■今回のキーワード
新宿バルト9/『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』/トム・クルーズ/ヒューマントラストシネマ有楽町/『人生スイッチ』/映画と政治と創作と人生と/『ジュラシック・ワールド』/スピルバーグ/クリストファー・マッカリー/セバスチャン・サルガド/トミーボーイレコード/『ジョーカー・ゲーム』/YES!トム・クルーズ!/『アウトロー』/スペクタクルとチャンス/ヒューマントラストシネマ有楽町/『人生スイッチ』/「オムニバス映画ベスト」
■劇場一番星Podcast vol.49『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』@新宿バルト9





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次回の課題映画館と作品は…
ヒューマントラストシネマ有楽町

人生スイッチ


そして
来週のメルマガ読者限定ガチ話
「僕らのベスト」は「オムニバス映画ベスト」です!


では、次回も映画館をウォッチしていきましょう!
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「シアター野郎 劇場一番星」Podcast vol.48『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』@109シネマズ二子玉川


僕たちが「映画」を観るのは、「映画館」。
あまたの「映画」が語られど、「映画館」はさほど語られず。
ならば、メルマガ「僕らのモテるための映画聖典」が立ち上がろう!
【映画と映画館を同時に語る】それが……

シアター野郎 劇場一番星

今回取り扱う映画は…
進撃の巨人 ATTACK ON TITAN
そしてウォッチする映画館は
109シネマズ二子玉川
です!

是非お聞き下さいませ~

■コーナー内容
[1]「今週のメルマガMVPは誰だ?」
[2]「映画館でモテよう!」 モテポイント/非モテポイント
[3]「僕モテ連載的にコメントしていくぜ!3分で!」
[4]「質問のコーナー」
[5]「シアタービンゴ」のコーナー


■今回の参加者
駒木根隆介(名優)
上鈴木伯周(ラッパー)
・林賢一(カット職人/脚本家)
・佐藤圭一朗(制作プロデューサー)

■今回のキーワード
進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』/109シネマズ二子玉川/樋口真嗣/戦争と映画/『野火』/『東京裁判』/蔦屋家電/三浦春馬/諫山創/町山智浩/ゲトー・ボーイズ/怪奇映画/イマジナリーライン/石原さとみ/キャラの成長とモンタージュ/友情・勝利・努力/予告編問題/共同脚本とは/血糊の味/立体起動装置/トム・クルーズ/新宿バルト9/『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』/「スタント映画ベスト」
■劇場一番星Podcast vol.48『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』@109シネマズ二子玉川





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次回の課題映画館と作品は…
新宿バルト9

ミッション: インポッシブル/ローグ・ネイション


そして
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「僕らのベスト」は「スタント映画ベスト」です!


では、次回も映画館をウォッチしていきましょう!
このポッドキャストの感想もお待ちしていますよ。

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僕モテ<ドッグイア>【vol.132】『インサイド・ヘッド』を考える号(カット職人・林)

こんばんは。

僕モテ・メルマガでは、
「映画のカット数を数えて報告する」という連載をやっております、
カット職人の林です。

まぐまぐでは7/29(水)、
ブロマガでは7/30(木)に配信となった
<【vol.132】『インサイド・ヘッド』を考える号>はいかがでしたでしょうか?

7月最後の配送になりましたが、夏休み期間の鑑賞の助けになれば、
これ幸いでございます。

来週号は8月アタマの配送ということで、
【戦争を考える映画】特集号です。
執筆陣一同、戦争映画を取り上げますので、
そちらもお楽しみに。

ところで、
我々はメルマガが本業ですが、
計8ページの『映画聖典vol.0』という小冊子を作り、
全国の映画館にて無料で配布しております。

第1特集の「映画監督地図」は100人弱の世界の映画監督を、
あるX軸とY軸でマッピングした見開きページで、とても評判が良いです。
是非是非、全国の映画館にて配布しておりますので、お手にとって下さい。

<『映画聖典』は下記映画館で手に入ります> ※2015/7/29現在

 シネマ・トーラス(北海道)
 シアターキノ(北海道) 
 シネマディクト(青森)
 御成座(秋田)
 シネマ・ジャック&ベティ(神奈川)
 立川シネマ(東京)
 シネマカリテ(東京)
 K'sシネマ(東京)
 テアトル新宿(東京)
 シネマ・ロサ(東京)
 ユーロスペース(東京)
 シネクイント(東京)
 シネマヴェーラ渋谷(東京)
 ヒューマントラストシネマ渋谷(東京)
 渋谷シネパレス(東京)
 アップリンク(東京)
 YEBISU GARDEN CINEMA(東京)
 下高井戸シネマ(東京)
 下北沢トリウッド(東京)
 千葉劇場(千葉)
 川越スカラ座 (埼玉)
 シネ・ギャラリー(静岡)
 シネマスコーレ(愛知)
 Velvet ice cream(愛知)
 京都みなみ会館(京都)
 立誠シネマプロジェクト(京都) 
 サロンシネマ(広島)
 八丁座(広島)

 ※品切れ、設置期間終了などで手に入らない場合があります。
 ※ぜひぜひ、各劇場で映画を観ましょう!


さて。
この記事は<僕モテ・ドッグイア>ということで、
わたくしが「これは!」と思った各連載の文章をフックアップしていきます。

ページの端っこを折る、いわゆる「ドッグイア」。
それをメルマガでやろう、という趣旨でございます。
気がつくと、既読メールの残骸の中に埋もれていってしまう。
それじゃあもったいないし、読み直したいときに探せない。

メルマガをすでにお読みの方は、おさらい感覚で。
まだ登録はしてないけれど興味のある方は、覗き見感覚で。
我々の存在すら知らなかった方は、パンチライン祭りを通り過ぎる感覚で。


それぞれの読み方で、使っていただけたら、と思います。

早速、まいりましょー。
連載順に、ドンドン<ドッグイア>してゆきますよ!


■入江悠の身辺雑記「映画でモテると思ってた」
<ドッグイア!>
 もし、このような上映の意図が不明瞭な映像が唐突に流れるのであれば、
 観客の足は映画館からますます遠ざかってしまうのでは、
 と僕は強い危機感を抱きました。

 (『インサイド・ヘッド』について)


■執筆陣がこの一週間で観た映画を採点「みんなの☆映画レビュー」
 ☆☆☆…観ずに死ねるかっ
 ☆☆……ヒマつぶしに、是非
 ☆………観なくていいかも
 の3段階ガチ評価です。

<今週、取り上げた映画>
『インサイド・ヘッド』
『柔らかい肌』
『フレンチアルプスで起きたこと』
『THE COCKPIT』
『奪還者』
『チャイルド44 森に消えた子供たち』
『野火』
『7500』
『バトルヒート』
『お盆の弟』

以上、10本の新作映画をガチレビューしています。


■ボールペン画伯・佐藤圭一朗の1コマ劇場「映画・狂人画報」
<今週の一枚> 最高に不器用な雄(オス)映画! 『バトルヒート』



■入江悠が、ちょっとマジメに考えた。「モテる大人になるための映画術」
<ドッグイア!>
 制作者が答えを知っていることを、「これが答えですよ」と提示するのは、
 映画に限らず、小説でも絵画でも漫画でもあまり面白くはありません。
 制作者の楽しくも苦しい格闘の痕跡が見えるものは、
 僕たちに思考を始めるきっかけを与えてくれます。

(『インサイド・ヘッド』について)


■放送作家・林賢一のストイック映画評「終わった恋と、映画を数える・改」
<ドッグイア!>
 ・デヴィッド・ミショッドは【銃撃カット】の作家であり、
  かつ【唐突な】作家である
 ・相反する要素が詰まった【カット】は優れたカットたり得る

(『奪還者』について)


■俳優・駒木根隆介の役者論「俳優麺論」
<ドッグイア!>
 確かに今作、ショッキング描写や不吉さが漂う恐ろしいシーンは控えめなので、
 冷やし中華にしてはあんまり冷えてない一杯ではありますが、
 何気なくみえる具に丁寧に下味がついたしっかりした一杯なのです!

(『7500』について)


■女優・森下くるみの完全女子目線映画評「乙女は映画に恋をした」
<ドッグイア!>
 他人を使って自分の存在を証明したり、自分を確認しようとして終わるな。
 そういうことを妻は言いたかったのではないかと思います。

(『お盆の弟』について)


■ラッパー・上鈴木伯周の「すべての映画はヒップ・ホップである」
<ドッグイア!>
 第二次大戦後のソビエトで連続殺人事件
 独自に探る捜査官 国家をも敵にし危険
 真相を追って明るむ 国家と個人の理念
 混乱の時代に訪れるか?平穏なWEEK END

(『チャイルド44 森に消えた子供たち』について)


■メルマガ読者限定ハミダシPodcast「シアター野郎 劇場一番星」ガチ話!
 ※毎週、読者さんだけにガチな話をしております
 ・ガチ話延長戦『アリのままでいたい』駒木根が聞いた子供の一声とは?
 ・上半期ベスト! 邦画、洋画、いろいろ、ダラダラ&ガチガチで! 入江監督のベストは……!
 ・僕らのベスト「土映画」ベスト! これが意外と盛り上がっちゃうんだー!
 ・「僕モテ映画祭」に向けて、駄話など。いろいろと。


■メルマガ編集担当の書評コーナー「これは映画になりますか?」
<ドッグイア!>
 だから「寄って、待つ」ことしかできないのだ。
 偉大な横綱はすり足、鉄砲、四股といった地道な稽古の愚直な
 繰り返しによってしか生まれないのと、それはどこか似ている。
 写真は、想像以上にフィジカルなものだ。

(『GENESIS』セバスチャン・サルガド について)


以上、カット職人的<ドッグイア>でした。

みなさんの脳内に、このドッグイアが残り、
それぞれの人生で使ってもらえることを祈ってーー

「僕らのモテるための映画聖典」は
これまで「まぐまぐ」での配信でしたが、
http://www.mag2.com/m/0001320971.html

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あわせて、よろしくお願いします。

それではまた来週。
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