【試し読み】僕らのモテるための映画聖典【vol.24】「日本プロ大賞」授賞式レポート!

2013年06月19日発行
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┃入江悠presents┃僕らのモテるための映画聖典    【vol.24】
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映画監督・入江悠と仲間たちがすべての映画を愛する人へ贈る
「映画でモテる!」ための映画メルマガです。

〓【 I N D E X 】=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=
 
 【 01 】 … 入江悠の身辺雑記「映画でモテると思ってた」

 【 02 】 … 執筆陣がこの一週間で観た映画を採点「みんなの☆映画レビュー」

 【 03 】 … 発掘せよ! 入江悠の「モテるための昭和日本映画」(隔週掲載)
 
 【 04 】 … 放送作家・林賢一のストイック映画評「終わった恋と、映画を数える」

【 05 】 … 俳優・駒木根隆介の役者論「俳優麺論」 

 【 06 】 … 女優・森下くるみが映画と食を考える「今日も映画で腹が減る」
今週の全文掲載!
 【 特集 】 … 最後の舞台挨拶。「日本プロ大賞」授賞式レポート!

 【 07 】 … ラッパー・上鈴木伯周がHIP HOP映画を語る「僕は黒人と結婚したかった」

 【 08 】 … このメルマガから映画が生まれる!? 映画制作リアルタイムログ「映画、夜明け前」

 【 09 】 … 女優兼ライター・ハルカの映画デート武者修行「あなたと映画が観たいです。」 

 【 10 】 … これ観りゃモテる!「デートのための映画データベース」
 
 【 11 】 … メルマガ編集担当の書評コーナー「これは映画になりますか?」

 【 12 】 … 編集部より
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■【 01 】 入江悠の身辺雑記「映画でモテると思ってた」

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映画監督・入江悠が、映画を巡る東奔西走の日々を綴ります。
可笑しくて、やがて哀しい疾走映画ダイアリー!

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 こんにちは、入江悠でっす。
 ハラハラと雨が降ったり、晴れたり、気まぐれな天気が続きますが、
 皆様、お元気でしょうか?
 去る先週の土曜日、テアトル新宿で行われた日本プロフェッショナル大賞、
 通称・日プロ大賞の授賞式に行ってきました。
 『SRサイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者』が作品賞を受賞です。
 当日の授賞式には、久しぶりにSHO-GUNGのメンバーも集まり、
 なかなか集まることのなくなったSRクルーの懐かしい顔も観られました。
 今回のメルマガでは特別企画として、授賞式の模様をレポートしちゃいます。
 さて、それはそれとして、授賞式には前田敦子さんも登壇されたせいか、
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■【 02 】 執筆陣がこの一週間で観た映画を採点「みんなの☆映画レビュー」

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 公開中の映画を中心に、しがらみ抜きの本音でレビュー!
 ☆ …観る価値なし
 ☆☆ …ヒマ潰しに、是非
 ☆☆☆…観ないで死ねるかっ
 の3段階ガチ評価です。

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 【入江悠】

 『バレット』☆☆
 『G.I.ジョー バック2リベンジ』☆☆
 『スプリング・ブレイカーズ』☆☆☆
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 入江悠……いりえ・ゆう。1979年生まれ、埼玉育ちのの映画監督。ただいま新作構想中!

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 【林賢一】

 『リアル~完全なる首長竜の日~』☆☆
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 林賢一……はやし・けんいち。1979年、五反田生まれ、男子校経由、宇都宮育ち。放送作家/脚本。
      いまさらですが、マンガ版『風の谷のナウシカ』を読んでます。
 
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【森下くるみ】

 『バレット』☆☆
 『G.I.ジョー バック2リベンジ』☆☆
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 森下くるみ……もりした・くるみ。1980年、秋田出身。女優・文筆家。
 好きな映画はSFホラー、松田定次監督の時代劇、ヒッチコック作品など。

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【上鈴木伯周】

『オブリビオン』☆☆
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 上鈴木伯周……かみすずき・はくしゅう。1979年、栃木生まれ、男子高卒、のラッパー。
       「ラップの教科書」と「タケダ先輩のミックテープ」が絶賛発売中!

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【山口遥】

『嘆きのピエタ』☆☆
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 山口遥……やまぐち・はるか。女優。入江悠監督作
 『SRサイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者』などに出演。

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 【情報担当・藤野】

『モンゴル野球青春記~バクシャー~』☆☆
『嘆きのピエタ』☆☆
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 情報担当……藤野実香子。千葉県在住の美人団地妻。映画は雑食。
       今年は年間200本の鑑賞予想で家計を圧迫中。

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■【 03 】発掘せよ! 入江悠の「モテるための昭和日本映画」(隔週掲載)

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 映画監督である前に、ひとりの超絶映画マニアである入江悠が、
 昭和日本映画の名作・奇作・珍作・問題作ぜんぶまとめてご紹介。
 モテの極意が知りたいならば、昭和の映画屋に聞いてみなっ!
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【今週の昭和映画】 『悪名 縄張荒らし』(増村保造監督)
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 シネマヴェーラ渋谷で「勝新太郎特集」をやっていたので観てきました。
 昭和49年公開の勝新太郎主演、増村保造監督コンビの1作。
 ヤクザ嫌いの若者が、持ち前の度胸と愛嬌で奮闘している間に、
 なぜかヤクザの親分になってしまう任侠ものです。
 この『悪名』シリーズは全16作も作られて、シリーズ最終作の本作では、
 20才の若者を、当時43才の勝新太郎が演じています。
 子分役を演じた北大路欣也のひりひりするような芝居も見所のひとつ。
 もうプリントがぼろぼろで、ところどころジャンプしながらの上映でした。

 ところで、最近よく思うのですが、
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■【 04 】 放送作家・林賢一のストイック映画評「終わった恋と、映画を数える」

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話題の映画はいくつの「カット」で構成されているのか――?
デジタルカウンターを握りしめ、ひたすら映画を「数える」ことを誓った男は、
カウンターの数字を通して映画の真実に辿りつくことができるのか!?

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 【Vol.24】  『スプリング・ブレイカーズ』を数えてみた
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 ビキニ! ドラッグ! 銃! 海! フロリダ! in 女子大生の春休み!
 ア~ンド、ブリトニー・スピアーズ!

 『スプリング・ブレイカーズ』を単語と「!」だけで説明するならば、こうなる。
 オープニングカットからして猛烈にエロ~い本作のカット数を地道に数えながら瞬時に察したことがあります。

 「こんな堅苦しいことしてちゃ、絶対にモテねー!」

 幾度となくデジタルカウンターを暗闇に放り出そうと思ったが、
 カット職人としての最後の仁義がそれを思いとどまらせた。
 「世界を挑発する最強のガールズムービー」の挑発には乗らず、最後まで数えてきましたよ。
 ハーモニー・コリン先輩に敬意を表して。
 (ちなみに、彼のフィルモグラフィーでは『ガンモ』推し!!)
 結果、
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■【 05 】 俳優・駒木根隆介の役者論「俳優麺論」

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入江悠監督作「SR サイタマノラッパー」で主人公のMCイックを演じ、
現在は舞台・映画・テレビドラマ・CM等で幅広く活躍する俳優・駒木根(こまきね)隆介。
玄人好みの演技上手で知られる彼が、銀幕に映る俳優たちの演技を大好物の「麺」にたとえて論じます!

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【第二十四麺論】『二流小説家 シリアリスト』出前で取ったちょいぬるラーメン
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 こんにちは!
 ジメジメしてますね、皆さん体調はいかがですか?
 扁桃腺炎になりまして三日ほど寝込んでいた駒木根です。
 久しぶりに熱が38度を超えまして、朦朧としながら、
 「巨大な目玉を弾いてゴールにいれる競技」
 に熱中するという悪夢を一晩中見ていました。
 夢診断できる方いましたら教えてください。

 さて今回は、予備知識全くなし、完全丸腰でバルト9に飛び込んで観てきた
 『二流小説家 シリアリスト』
 です!

 売れない小説家が、連続殺人死刑囚の告白本の執筆に関わるうち事件に巻き込まれていくという本格ミステリーの今作。

 なぜ飛び込んだかというと、まずキャスティングに惹かれたからです。
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■【 06 】 女優・森下くるみが映画と食を考える「今日も映画で腹が減る」

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入江悠監督作『劇場版神聖かまってちゃん ~ロックンロールは鳴りやまないっ』
での好演も記憶に新しい女優・森下くるみ。
映画と食が大好物の彼女が、銀幕の中の「旨そうっ」を語ります。

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 【20皿目】 『ハンニバル』
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 ご飯は美味しいに限るし、みんなでわいわいと楽しく食べたいものですが、
 顔をしかめつつ「食」について深く考えてしまう映画があります。
 人間のある一部を食う、アメリカの有名な映画です。
 レクター博士とFBI女性捜査官クラリスのコンビでおなじみのアレですね。
 『ハンニバル』です。

 以前、イギリスのピーター・グリーナウェイ監督が撮った、1989年製作の映画、
 『コックと泥棒、その妻と愛人』を取り上げ、死ってウマいのかな? と
 うそぶいてみましたが、今回のテーマは「脳みそソテー食べる?」でいきましょう。

 さて――
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今週の全文掲載!
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■【 特集 】最後の舞台挨拶。「日本プロ大賞」授賞式レポート!

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 入江悠監督作『SRサイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者』が
 「日本プロ大賞」作品賞を受賞! めでたい!
 ということで、授賞式の模様をレポートします。

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 「井浦新、前田敦子、入江悠監督が伝えたそれぞれの映画愛 日プロ大賞授賞式」
 (オリコン)
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130616-00000303-oric-movi&1371359172

 記事によれば、
 先だって行われた日本プロ大賞授賞式では、
 前田敦子氏が演技への思いを語ったり、
 井浦新氏が故・若松孝二監督への思い、
 ならびに日本映画界への憂いと熱い気持ちを語ったりした――らしい。
 レポートと銘打っておきながら「らしい」とは何事か!
 と思われるかもしれない。
 おっしゃる通りである。
 正直に申せば、私は表彰式の間、会場にいなかった。

 なぜか。
 
 2013年6月15日土曜日。
 20時40分の集合時間から1時間半ほどが経過した頃。
 我々サイタマノラッパー関係者、通称「SRクルー」は、
 会場である老舗劇場・テアトル新宿の関係者通路の片隅で、ちょっと待ちくたびれていた。
 待てども待てども、出番が来ないのだ。
 聞けば、「SRさんの出番は45分後くらいですよ」とのこと。
 「45分あれば、ビールが一杯飲めるじゃないか!」
 ということで、飲みにいってしまったのだ。

 そうと決まれば話は早い。
 総勢12名でテアトルビル4階のダイニングバーに移動し、ビールを注文。
 15分後にはほろ酔いとなっていた。
 (このとき、主演の奥野瑛太が注文を担当したのだが、緊張していたのだろう、
 『ピッチャーを、ビールでふたつください!』と言った)。

 入江は表彰式の壇上でなにを話せばいいかをブツブツ言いながら考えていた。
 奥野瑛太、駒木根隆介、水澤紳吾の俳優陣は、
 壇上で披露するラップの内容を小声で練習していた。
 アルコールが脳の緊張をゆるませて、
 要するに酒の勢いを借りて、我々の士気は大いに向上した。
 「日プロ大賞、かかってこい!」
 といった、悪度胸としか呼びようのない心境である。

 最後にはダイニングバーの個室で「受賞記念ラップ」のリハーサルとなった。
 SRクルーが手拍子を叩き、合いの手を入れながら、俳優陣がラップする。
 お店には迷惑だったかもしれない。
 でも、ご容赦願いたい。
 なにしろ、これが最後だ。
  
 表彰式の前に、酒を飲むのは無論よくないことだ。
 万が一時間に遅れたら、表彰式自体が台無しになる危険性もある。
 大の大人が徒党を組んで、連れションよろしくぞろぞろ移動する行為も、
 カッコいいものであるはずがない、「ヤカラ」然とした行為だ。
 しかし、その「ヤカラ感」と「しょうもなさ」もまた、
 『SR』という映画の一部ではなかったか。

 劇場に戻ると、すぐに入江悠とSRクルーの出番となった。
 一足先に登壇した入江への花束のプレゼンターとして呼び込まれたキャストたちが、
 フォークギターを肩から提げたマイティ(奥野)を先頭に、
 「日プロ大賞~、呼ばれてねえぞ~」と、フォーク調の弾き語りで入場。
 「ラップをやめてバンドを結成したけど……俺たちやっぱりラップします!」
 という寸劇の後、手拍子とともにラップを披露した。
 会場からも手拍子が送られていた。
 
 ちょっとだけ、感動的であった。

 式が始まる数時間前。
 新宿のカラオケボックスの一室で、
 奥野、駒木根、水澤に加え、「SR」シリーズを通して
 キャスト兼スタッフとして参加した映像ディレクターの配島徹也の4名が、
 今回の「授賞式ラップ」のリリック(歌詞)作りと練習を行っていた。

 その場に、シリーズを通してラップ監修としてクレジットされている
 上鈴木崇浩、上鈴木伯周の姿はなかった(式には参加)。
 だからこの日のラップは、演出も含めてすべて本来ラップの素人である
 キャストたちが考えたものであった。
 BGMはなく、手拍子とマイクのみでのパフォーマンスであったが、
 それは立派に「音楽」に聞こえた。

 奥野、駒木根、水澤の3名は、
 壇上において、役名であるマイティ、イック、トムであった。
 映画公開時、全国各地の劇場の舞台挨拶でそうであったように。

 そうして入江とSRクルーの出番は終わった。
 入江は壇上で予定していた内容を話せず、
 打ち上げの席でしきりに後悔の念を口にした。
 入江が単独で挨拶する時間はプログラムになく、
 すべて質疑応答形式でのスピーチであったからだ。

 入江にとって、これが「SR」の監督として公式の場で話す、
 人生最後の機会になる可能性があった。
 それだけに残念そうだったが、会の進行がそうであった以上、仕方ない
 (『しかるべきテコさえあれば、私は地球をも動かせる』といったアルキメデスの言葉を引用し、
 僕にとってのテコはここいるキャストやスタッフたちでした、みたいな“イイ話”をする腹積もりだったそうだ)。

 入江が生み出したキャラクターが、
 映画を飛び出して晴れの舞台でラップを披露した。
 劇場公開なんて、とっくの昔に終わっているってのに。
 それ以上に雄弁にこの映画の存在を語るなにものもないと私は思う。

 日プロ大賞の当日、6月15日は、1年前、
 『SRサイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者』の封切館である、
 渋谷・シネクイントでの上映が終了した日であった。

 その後、同作は全国各地で公開され、
 キャストやスタッフたちは可能な限り、その土地土地に舞台挨拶に訪れた。
 そして、そのたびにこのように舞台挨拶の練習をした。
 舞台挨拶が終われば、劇場周辺の安居酒屋にシケこんで、
 ビールをしこたま飲んだものである。
 
 私事になるが、私は「SRサイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者」の
 メルマガ担当として、多くの舞台挨拶レポート記事を書いた。
 それも最後だ。

 「レポート」から大きく逸脱した内容となってしまったが、
 これをもって、長く続いた「SRレポート」のピリオドとしたい。

 「じゃあな、SHO-GUNG」である。

 <日本プロ大賞 受賞一覧>
 作品賞:『SR サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者』(入江悠監督)
 監督賞:若松 孝二(『11.25 自決の日 三島由紀夫と若者たち』『海燕ホテル・ブルー』)
 主演女優賞:前田敦子(『苦役列車』)
 主演男優賞:井浦新(『11.25 自決の日 三島由紀夫と若者たち』『かぞくのくに』)
 新人監督賞:三宅唱(『Playback』)
 新進プロデューサー賞:杉野希妃(『おだやかな日常』)
 特別賞:銀座シネパトス
 特別賞:大谷直子(『希望の国』)

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■【 07 】ラッパー・上鈴木伯周がヒップ・ホップ映画を語る「僕は黒人と結婚したかった」

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「SRサイタマノラッパー」シリーズの3作のラップをほぼすべて監修し、
DJ TKD役として出演もしているラッパー・上鈴木伯周。
実は日本大学芸術学部映画学科卒業の彼が、古今東西のヒップ・ホップ映画を観尽くす!
そこから見えてくるものとは……!? 

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 【Vol.24】  『たどんとちくわ』1998年公開
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 どうもこんにちわ。ラッパー・上鈴木伯周、33歳です。

 ちょうど10年くらい前、まだ大学生だった時の話。
 時間は無限にあったので、日々レンタルビデオ(文字通りVHS)を借りては、
 テレビデオの前で横になり、マグカップの中の薄い麦茶を舐めながら、
 シケモクをサルベージしつつ映画を見続け、太陽が昇る頃にムニャっと「寝落ち」する。
 そんなシアワセな日々を送っていました。

 あの頃たくさん観たはずの映画の中身を、
 今ではもうほとんど思い出すことができません。
 それは、「映画を見る≒勉強している」という大義名分、
 というか言い訳のもと、ただ何となーく映画を消費してただけだから、
 だと思います。

 そんな、
 目的意識も悦びもない怠惰な鑑賞をしちゃった映画群の中で、
 今でも記憶に残る数少ない作品のひとつが、『たどんとちくわ』。
 原作・椎名誠。監督・市川準。そして役所広司と真田広之のダブル主演。

 本作を俺の脳裏にこびりつかせた、
 「ヒップ・ホップ」効果とは……?
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 <上鈴木伯周出演ライブ情報>
 【タイトル】中塚武 10th Anniversary - BEAT COMMUNIST FINAL -
 【日程】6月23日(日)@渋谷O-WEST
 【時間】開場15:00 / 開演16:00
 【会場】渋谷O-WEST
 【チケット】前売:¥4,800 / 当日:¥5,800 ※スタンディング・再入場可・ドリンク代別途
 【出演】
 ・中塚武 with イガバンBB
 【ゲスト】
 野宮真貴/BIKKE (TOKYO No.1 SOUL SET)/大河原泉 (QYPTHONE)/
 須永辰緒/ROCKETMAN/Sotte Bosse/JABBERLOOP/星屑スキャット/
 サエキけんぞう&クラブ・ジュテーム/P.O.P ORCHeSTRA/

 http://www.facebook.com/events/409399945806587/

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■【 08 】 映画制作リアルタイムログ「映画、夜明け前」

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 監督・入江悠。脚本・カット数え職人林賢一。
 本メルマガスタッフが極秘裏に進めていた新作映画構想。
 本当にカタチになるのか? 分からないけど本気でやってるこの企画を、
 立ち上げからレポートします。映画が生まれる瞬間を、メルマガ読者だけにお届け! 

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 【第10回】  『第二回シナリオ合宿 長瀞死闘篇 その2』
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 「それだっ」
 入江悠は叫んだ。

 一泊二日のシナリオ合宿の冒頭、
 クライマックスシーンの舞台を変更することが決まったものの、
 肝心の「では、どこを舞台にするか」のアイデアが出ず、
 悶々としていた我々が、宿の部屋を出て河原を散策し始めた瞬間、
 突如天啓が下りてきた瞬間だ。
 (ちなみにこの後、テンションの上がった我々は巨大な岩によじのぼり、
 そこから飛び下りる際に入江がひざを痛めた。運動不足である)。

 夕食を経て、作業を再開する。
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■【 09 】女優・ハルカの映画デート武者修行「あなたと映画が観たいです。」 

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 女優・山口遥(ハルカ)が男性との映画デートに挑戦し、
 女性目線で映画デート中の男性の振る舞いをチェック!
 映画デートの必勝法が、これを読めば見えてくる!? がんばるんだ、ハルカ!

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 【第十八夜】 『残菊物語』を観にいく。(後編)
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 第十七夜のあらすじ
 脚本家・シナリオ講師の50代男性、原田さん(痛風治療中)と
 『残菊物語』デートに挑戦。名画に登場する女優に淑女の目覚めを体感し、
 生まれ変わったハルカ。映画館を後にすると、原田さんの
 口からサイタマノラッパーという言葉が飛び出した――。

 「『残菊物語』を観ていたら『サイタマノラッパー』の
 情景が浮かんだんだよね。心情の描き方とかあの長回しの
 空気感に通じるものがあるなと思ってね。」

 私、原田さんの発言にハッといたしました。
 確かにあの方色々な場面で、溝口健二が好きだ。
 ミゾグチ! ミゾグチ! とよく口にしておりますわ。
 さすが脚本家の方は感性が鋭いのですねと感心しているうちに、
 とある渋谷のビアレストランに到着いたしました。

 「さぁ、大好きなビールをしこたま飲んで下さい! 」

 原田さんのこの言葉に胸がズキリと痛むのを感じました。
 だって、
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■【 10 】「デートのための映画データベース」(告知コーナー)

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 気になるあの子を誘って、映画館へ。自分も満足、彼女も満足の映画を探そう!

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│【 後の祭りにもうしない、今週おわる映画 】
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│【 誰より先に観ておきたい、今週はじまる映画 】
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┌─────────────────────────┐
│【 今週の名画座PICK UP! 】
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┌─────────────────────────┐
│【試写会・イベントPICK UP!】
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■【 11 】 メルマガ編集担当の書評コーナー「これは映画になりますか?」

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 編集担当・大川が、注目の書籍を毎週一冊ピックアップ!

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【今週の一冊】 『棺に跨る』西村賢太(文藝春秋)
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 『SRサイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者』が
 作品賞を受賞した「日本プロ大賞」において、
 主演女優賞を受賞したのは、昨年公開の映画『苦役列車』の前田敦子であった。
 原作を読んだ方はご存じの通り、前田敦子が演じた桜井康子は、
 映画版のオリジナルキャラクターであり、原作には登場しない。

 作家・西村賢太の作品群におけるヒロインと言えば、なんといっても「秋恵」である。

 『苦役列車』の物語から20年近い後、
 主人公・北町貫多はひとりの女と同棲している。
 その女が「秋恵」だ。
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■【 12 】 編集部より

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 モテマガ写真館『今週の一枚。』
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 今週は「一枚」どころか大量に。
 「日本プロ大賞」授賞式で撮影した画像を大公開しちゃいます!
 これで最後の晴れ舞台! なんだかちょっとさびしいぞ!
続きはメルマガで→

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 Follow us! み ん な の t w i t t e r
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メルマガ公式:@eigamote

入江悠:@uirie

上鈴木伯周:@hakushu

森下くるみ:@mori_kuru

駒木根隆介:@mcikku

ハルカ(山口遥):@pucchin_haruka

林賢一:@rinrin_

情報担当・藤野:@AngelaFuji

編集担当・大川:@takashiookawa

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 それではみなさん、また来週!

 感想・ご意見等々は、eigamote@gmail.com までお送りください。

 感想ツイートもお待ちしてます。@eigamote まで!

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テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

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