カット職人の憂鬱

こんにちは。
「終わった恋と映画を数える」っていう連載で
毎週、映画のカットを数え続けている、放送作家・脚本・林賢一ことカット職人です。
(肩書きが多くてさーせん)

このメルマガはじまってはや11ヶ月。
毎週、毎週、孤独にカットを数え続けてきたんですが、
問題勃発でございます。


それは……
【カット職人なら、観た映画のすべてを数えるべきじゃね?問題】

であります。
どういうことかというと、今年に入ってから連載のために
週に1本のペースで映画のカット数を数えてきたんですが、
ここにきて下記のPodcastにて鋭い指摘をされてしまったのです。

週刊フライング映画時評「リアルウォッチメン」Podcast vol.09 『劇場版 魔法少女まどかマギカ 新編 叛逆の物語』

にて、要約すると

・「カット職人であるならば観た映画すべてを数えるべきだ」
・「この映画、何カット? と聞かれたらすぐ言えないとダメ」
・「週に1本数えるだけじゃ、職人感が足りない」(涙w)

という、真っ当な意見かつ鬼のような指摘があったのです。

たしかに「カット職人」と名乗っている以上、より多くの映画のカットを数えるべきでしょう。
ですが、そんなことをしていたら正直、身体がもたないっす。

ここで確認しておきますと、映画のカットを数えるという作業は
かなりの体力を消耗します。短距離走的な体力ではなくマラソン的体力が、です。
おそらく普通に観るよりも5倍はカロリーを使います。
1日に10時間の映画を観る、と考えて下さい。
目が痛くなります。腰も痛くなります。

ちなみに、わたくしは今年(11月12日時点で)230本の映画を鑑賞しており、
本来であればすべての映画を数えるべきですが、その中でカットを数えた作品はおそらく50本くらい。

そんな状況で「連載以外で観る映画も数えろよコノヤロー」と総攻撃を受けたわけです。

分かったよ、やるよ、やってやるよ。職人の意地でやってやるよ。
そう思いはするものの、やはり気持ちは
憂鬱
とにかく憂鬱。
これがメランコリーなのか。
義務になってしまうと、テンションが下がるとは思いませんでした。
でも、なんとかすべての映画を数えはじめてみました……

すると、これが驚くほど映画を楽しめない……
普通に観ようと思っていた
『清須会議』、『ハンナ・アーレント』とかを数えてみたんですが、
途中で数えるのをやめてしまいました。

楽しめないのはダメでしょう。
やはり、カットを数える映画は狙っていきたい。
カット職人としてではなく「カットハンター」として
惰性で数えるのではなく、狙った獲物をしっかりと数えたい。
それもまた職人の仕事と呼べるはず。

というわけで……

今週(11/13水)配信号では
北川景子&深田恭子ダブル主演のミステリー『ルームメイト』のカット数を数えてきました。
美女2人はどんなエロいカッティングに刻み込まれているのか?
という「モテ」の初心を取り戻すべく、邪な気持ちでカットを数えてきましたよっ!
カット職人の憂鬱は終わった。


新たにカットハンターの旅が始まる。
配信をお楽しみに。

テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

コメントの投稿

非公開コメント

メルマガ登録はコチラ!

映画モテ太





Podcast「シアター野郎 劇場一番星」
「シアター野郎 劇場一番星」は映画館と映画を同時に語って応援するPodcastです。チェックしときな!!
RSS podcasting
iTunessに登録
カテゴリ
月別アーカイブ
最新記事
最新コメント
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
Podcast Ranking