【試し読み】僕らのモテるための映画聖典【vol.15】カラックス最新作『ホーリー・モーターズ』をクロスレビュー!

2012年04月17日発行
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┃入江悠presents┃僕らのモテるための映画聖典    【vol.15】
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映画監督・入江悠と仲間たちがすべての映画を愛する人へ贈る
「映画でモテる!」ための映画メルマガです。

〓【 I N D E X 】=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=

★今週の全文掲載!
【 01 】 … 入江悠の身辺雑記「映画でモテると思ってた」

 【 02 】 … 執筆陣がこの一週間で観た映画を採点「みんなの☆映画レビュー」

 【 03 】 … 入江悠のNO.1映画観戦記「キャバ嬢を口説ける、興行成績第一位」(隔週掲載)

 【 04 】 … 放送作家・林賢一のストイック映画評「終わった恋と、映画を数える」

 【 05 】 … 俳優・駒木根隆介の役者論「俳優麺論」 

 【 06 】 … 女優・森下くるみが映画と食を考える「今日も映画で腹が減る」

 【 07 】 … 映画制作リアルタイムログ「映画、夜明け前」

★今週の全文掲載!
 【 08 】 … ラッパー・上鈴木伯周がHIP HOP映画を語る「僕は黒人と結婚したかった」

 【 09 】 … 女優兼ライター・ハルカの映画デート武者修行「あなたと映画が観たいです。」 
 
 【 10 】 … これ観りゃモテる!「デートのための映画データベース」
 
 【 11 】 … メルマガ編集担当の書評コーナー「これは映画になりますか?」

 【 12 】 … 編集部より







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★今週の全文掲載!
■【 01 】 入江悠の身辺雑記「映画でモテると思ってた」

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映画監督・入江悠が、映画を巡る東奔西走の日々を綴ります。
可笑しくて、やがて哀しい疾走映画ダイアリー!

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 こんにちは、入江悠です。
 さて今週は、前回の『ジャンゴ 繋がれざる者』につづき、
 レオス・カラックス監督の最新作『ホーリー・モーターズ』を、
 執筆者全員でクロス・レビューをしちゃいます。

 簡単に、レオス・カラックスという監督について紹介しておきましょう。
 まず、レオス・カラックスは、おしゃれなフランス人。
 僕らの世代で映画を勉強していた者にとって、憧れの映画監督です。
 23才という若さで長編第一作を撮り、華々しくデビュー。
 ドニ・ラヴァン、ジュリエット・ビノシュという若き俳優の魅力を
 瑞々しく、かつ力強くとらえた第3作『ポンヌフの恋人』でその名は轟き、
 「ゴダールの再来」とも呼ばれました。
 『ポンヌフの恋人』では、舞台となる巨大な橋をまるごと作ったり、
 製作費オーバーで撮影休止になったりと、とんでもないこだわりを見せます。
 その唯我独尊っぷりは、かつての『地獄の黙示録』の巨匠コッポラ並み。
 映画内での音楽の使い方も、センスが光ります。
 映画音楽のセンスがいいのは、このカラックスとタランティーノ、
 そしてウェス・アンダーソンだと僕は思っています。
 おまけに憎たらしくも、世界トップクラスで、イケメンの監督です。
 しかし、その後『ポーラX』という長編を撮ったのを最後に、
 約13年間、完全沈黙。(途中、1本だけ短編を撮っている)。
 果たして、その間、何をしていたのか?
 どうやって生活していたのか?
 ほとんど情報がないまま、ついに日本に念願の新作がやってきました。
 それが、今回の『ホーリー・モーターズ』。
 我が執筆者は、この待望の映画をどのように観たのでしょうか?
 それでは、今週もはじまり、はじまり~。

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■【 02 】 執筆陣がこの一週間で観た映画を採点「みんなの☆映画レビュー」

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 公開中の映画を中心に、しがらみ抜きの本音でレビュー!
 ☆  …観る価値なし
 ☆☆ …ヒマ潰しに、是非
 ☆☆☆…観ないで死ねるかっ
 の3段階ガチ評価です。

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 【入江悠】

 『愛、アムール』☆☆
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 入江悠……いりえ・ゆう。1979年埼玉生まれの映画監督。
      4月12日より、監督(2話分)を務めたドラマ『みんな! エスパーだよ!』放映開始。

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 『パラノーマン ブライス・ホローの謎』☆☆
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 林賢一……はやし・けんいち。1979年、五反田生まれ、男子校経由、宇都宮育ち。放送作家/脚本。
      人生で初めて『風の谷のナウシカ』を観て、漫画も読み始めました。すごいですね。

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 【山口遥】

 『カルテット! 人生のオペラ』☆☆
 『ザ・レイド』☆☆
 『全身小説家』☆☆
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 山口遥……やまぐち・はるか。小動物系女優兼ライター。
      入江悠監督作『SRサイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者』にも出演。
 
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 【情報担当・藤野】
 
 『君と歩く世界』☆☆
 『パラノーマン ブライス・ホローの謎(3D)』☆☆
 『クローサー・トゥ・ザ・エッジ マン島TTライダー』☆
 『ハッシュパピー バスタブ島の少女』☆☆
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 情報担当……藤野実香子。千葉在住の主婦。映画は雑食。
 今年は年間200本の鑑賞予想で家計を圧迫中。
       
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 【編集担当・大川】
 『ハッシュパピー バスタブ島の少女』☆
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 編集担当……本業は零細漫画誌編集長。ひょんなことからメルマガ編集担当に。
       
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■【 03 】入江悠のNO.1映画観戦記「キャバ嬢を口説ける、興行成績第一位」(隔週掲載)

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 「やっぱりさ、ヒットしている映画にはそれなりの理由があると思うんだよ」(入江悠)
 じゃあ、興行成績NO.1の映画をその足で観に行って、感想をレポートしてくださいよ、カントク!
 そしてはじまったのが、この連載。普段映画を観ないキャバ嬢だって口説けるかも!?

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【今週のNO.1】  『ドラゴンボールZ 神と神』
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 この連載を初めてから早4カ月、アニメ映画ばっかりです。
 いや~、ほんとに映画の興行トップって、アニメばっかりなんですね。
 そして、今回の映画興行成績1位は、あの『ドラゴンボール』。
 誰もが知っている国民的マンガ、そして国民的アニメです。
 僕自身、小学生時代は『ドラゴンボール』が文字通りバイブルでした。
 少年ジャンプの発売が待ち遠しく、「あっちに早く出る書店がある」
 と聞けば、友人たちとチャリンコを漕いでどこまでも遠出する。
 新刊が出れば、穴が出るほど読みふけって、トレーシングペーパーという
 半分透けた紙で漫画の印象的なコマを書き写したりしていました。
 高学年になり、少しずつその世界から離れていきましたが、
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■【 04 】 放送作家・林賢一のストイック映画評「終わった恋と、映画を数える」

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話題の映画はいくつの「カット」で構成されているのか――?
デジタルカウンターを握りしめ、ひたすら映画を「数える」ことを誓った男は、
カウンターの数字を通して映画の真実に辿りつくことができるのか!?

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 【Vol.15】  『ホーリー・モーターズ』を数えてみた
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 『ホーリー・モーターズ』を数えたら298カットで、1カット平均23.1秒だった。
 上映時間は115分。

 おお、300カットを割ってきたか、というのが数え終わった第一印象。
 300カットを下回る映画はとても珍しいのだ。
 今年公開作品で300カットを下回っているのは、228カットの『愛、アムール』だけである。
 とにかくカットの少ない作品なのは間違いない。

 早速、オープニングのカットを分析してみよう。

<中略>

 全盛期の松本人志に哲学的要素を交えたようなマジカルなコントが矢継ぎ早に繰り出される。
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■【 05 】 俳優・駒木根隆介の役者論「俳優麺論」

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入江悠監督作「SR サイタマノラッパー」で主人公のMCイックを演じ、
現在は舞台・映画・テレビドラマ・CM等で幅広く活躍する俳優・駒木根(こまきね)隆介。
玄人好みの演技上手で知られる彼が、銀幕に映る俳優たちの演技を大好物の「麺」にたとえて論じます!

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【第十五麺論】「『恋の渦』ジャンクだっていいじゃない、混ぜて混ぜて油そば」
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 こんにちは。ちょっと毎日身体を酷使しすぎて逆に太ってきている駒木根です!
 今回は、貴重な稽古休みを利用して観てきた「シネマ☆インパクト」第三弾の一つ、大根仁監督『恋の渦』を取り上げますよ!

 この『恋の渦』、いわゆる現代の若者と呼ばれるような男女9人の悲喜こもごもな人間関係を、
 4つの部屋のみを舞台に見せきる会話劇なのですが、これがとても面白かったのです。
 まるで隣の部屋を覗いてしまったかのような臨場感、リアルさがありました。
 俳優も皆素晴らしく、実際にそこにいるかのような実在感があったのですが、
 それもそのはず、「シネマ☆インパクト」は、毎回様々な監督が受講者とのワークショップ方式で作品を撮り、上映するというものだったのです。

 当然というべきか、僕は出演している俳優を誰も知りませんでした。

 そしてこれが、今作では非常によい方向に作用しているのです。
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■【 06 】 女優・森下くるみが映画と食を考える「今日も映画で腹が減る」

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入江悠監督作「劇場版神聖かまってちゃん ~ロックンロールは鳴りやまないっ」
での好演も記憶に新しい女優・森下くるみ。
映画と食が大好物の彼女が、銀幕の中の「旨そうっ」を語ります。

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【11皿目】  『運動靴と赤い金魚』
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 映画の中に食いもの探して、思えば遠くへ来たもんだ……。

 今日はイスラームの国、イランへとやって来ました。
 ピックアップしたのは『運動靴と赤い金魚』。
 真顔で言います。「大傑作」です。「イラン映画かー、懐かしーね」なんて
 言わずに観て頂きたい。作風は地味かもしれませんが、基本的な人間模様と
 素朴な景色がそこにあり、50年後100年後と鑑賞に堪えうるでしょう。

<中略>

 さあ、今週の総評です。
 イラン映画『運動靴と赤い金魚』のウマ飯度は
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■【 特集 】『ホーリー・モーターズ』をみんなでレビュ―!

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 『ポンヌフの恋人』『ポーラX』のレオス・カラックス監督、13年ぶりの新作!
 映画聖典メルマガ恒例の月イチ執筆者全員レビューで迎え撃ちます!

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 【入江悠】☆☆☆
 【林賢一】☆☆☆
 【森下くるみ】☆☆☆
 【山口遥】☆☆☆
 【情報担当・藤野】☆☆☆
 【編集担当・大川】☆☆☆
 【駒木根隆介】採点不能
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 【2013年度ランキング】
 1位『ホーリー・モーターズ』☆3.00(4月)
 2位『ジャンゴ 繋がれざる者』☆2.43(3月)
 3位『きいろいゾウ』☆1.27 (2月)

 早くもベストワン確定……か!?

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■【 新連載 】 映画制作リアルタイムログ「映画、夜明け前」

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 監督・入江悠。脚本・カット数え職人林賢一。
 本メルマガスタッフが極秘裏に進めていた新作映画構想。
 本当にカタチになるのか? 分からないけど本気でやってるこの企画を、
 立ち上げからレポートします。映画が生まれる瞬間を、メルマガ読者だけにお届け! 

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【第三回】 『脚本合宿その3 プロット作りの地平線』
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 入江悠、カット職人林、メルマガ編集の3人は、
 2012年秋、箱根の温泉宿で新作映画のプロット作りをしていた。

 童話『桃太郎』でたとえれば。

 「老婆、川で洗濯。上流から巨大な桃が流れてくる」
 ↓
 「老爺、桃を割る。中から乳児が飛び出してくる。老夫婦、桃太郎と命名し育成」
 ↓
 「桃太郎、鬼の討伐を決意」  
 ↓
 「桃太郎、きび団子を用いて犬、猿、きじを味方に」
 ↓
 「鬼ヶ島でクライマックスバトル」
 ↓
 「桃太郎、財宝を持ち帰る~エンディング」

 みたいな感じだ。
 ひとまずカタチになったプロットを眺めて、入江が言った。
 「なんか普通なんだよな~」
 と。
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★今週の全文掲載!
■【 08 】ラッパー・上鈴木伯周がヒップ・ホップ映画を語る「僕は黒人と結婚したかった」

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「SRサイタマノラッパー」シリーズの3作のラップをほぼすべて監修し、
DJ TKD役として出演もしているラッパー・上鈴木伯周。
実は日本大学芸術学部映画学科卒業の彼が、古今東西のヒップ・ホップ映画を観尽くす!
そこから見えてくるものとは……!? 

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 【Vol.15】  『スカーフェイス』1983年公開
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 どうもこんにちわ。ラッパー・上鈴木伯周、33歳です。

 今週は「ヒップ・ホップが一番影響を受けた映画」と言われる『スカーフェイス』を取り上げます。

 「当時、ラッパーの部屋にはスカーフェイスのポスターが必ず1枚貼ってあったぜ!」
 とは、サイプレス・ヒルのラッパー、キューバ出身のセン・ドッグの言。

 アル・パチーノ演じる主人公トニー・モンタナの仁義あふれるスター性。
 オリバー・ストーン脚本の名台詞、182回も登場する「FUCK」がらみのスラングや卑語。
 日常に蔓延するコカイン、ショッキングなバイオレンス描写、拳銃へのこだわりなどなど、
 黒人ヤングを中心に全米の若者たちを熱狂させたその内容はというと……

▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼

 1980年
 キューバからの難民 すし詰めで乗るボートのコンテナ
 左目から頬にかけて 傷のある若者 トニー・モンタナ

 共産主義から逃れ たどり着いた自由の国アメリカ
 フロリダのギャングに入り込み 人も殺す 過激派

 燃やす情熱と野望 殴らずにすぐ殺す! 甘くないトニー
 コカインの密売で目指す 富と名声とアメリカンドリーム

 警官 組織のボス 敵対するやつは倒す 皆KO 
 そして当然のごとく 上り詰めたギャングの帝王

▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲

 見終わった刹那、窓辺に歩みより「THE WORLD IS YOURS」の飛行船を想像しながら、
 夜空を見上げて一服タバコを吸ってみた……となる程の大傑作だったわけですが、
 なるほど、多くの黒人&ラッパー達が熱狂した理由が良く分かりました。

 1つは「コカイン聖人・モンタナの生き様」。

 キューバから亡命し、アメリカで自由を手にしただけでは飽きたらず、
 ギャングとして成り上がり、金も女も権力も手に入れるという「裏アメリカンドリーム」の達成。
 終始鼻先を真っ白にしたまま吸い続けるコカイン。乱射するグレネードランチャー付きM-16。
 隠さない喜怒哀楽とビッグマウス。怖いもの知らずで、殴らずにすぐ射殺を選ぶ冷徹さ。
 一方「仁義」を重んじ、不器用ながら家族を愛する人間臭さ。成功の果てに行き着く孤独。

 黒人の若者たちは、底辺から成り上がるモンタナの生き様に自分たちを重ね、
 とにかくやたらとでっかい拳銃をぶっ放す姿に「スッゲー!!」と興奮し、
 無造作に詰まれる山盛りにコカインに「ヤッベー!」と憧れたんだと思います。

 そしてもう1つは「名台詞」。

 悪徳警官を銃殺する前に――
 「So Long, Mel, Have a Good Trip.」(じゃあな、いい旅を。)
 
 夜空を飛ぶ飛行船に浮かぶ文字――
 「THE WORLD IS YOURS」(世界はあなたのもの/世界は俺のもの!)

 レストランで怯える客に向かい――
 「Say Goodnight to the Bad Guy」(悪党に挨拶しろ!)

 M-16を構え、無数の敵に向かって叫ぶ――
 「Say Hello to my little friend」(俺の坊やに挨拶しな!)

 などなど、名台詞&名シーンの数々。
 残念ながら僕は英語に疎いですが、これらの台詞が、
 アメリカのティーンを惹きつけるのには十分な中二病的魅力を備えている事は分かります。
 また、これらの台詞は多くの(本当に数えきれないほど多くの)ラップに引用されることになります。

 総じて、アメリカ80年代の強欲性をそのまま人格化したかの様な『スカーフェイス』は、
 「コカイン/ギャング/拳銃」に近しい黒人たちの間で特に熱狂的に受け入れられ、
 結果的には「ヒップ・ホップの教科書」と言えるほど、今でもシーンに影響を与え続けるのでした。

 しかし 今日も今日とて、モンタナみたいに黒人男子にもモテたいっすね~( ´,_ノ` )y━・~~

■│■│ 『スカーフェイス』1983年公開 │■│■│■│■│■│■

【監督】ブライアン・デ・パルマ
「長回し」や「スローモーション」など、特徴的な作風で知られる映画監督。
代表作に『キャリー』(1976)『アンタッチャブル』(1987)『ミッション:インポッシブル』(1996)など。

【余談01】
ナズの「The World Is Yours」(http://www.youtube.com/watch?v=_srvHOu75vM)をはじめ、
本作からの引用、サンプリングをした作品は星の数ほどあります。

良いまとめブログがあったでのどうぞ御覧ください。
http://ameblo.jp/japanese-dee/entry-11154390888.html

【余談02】
ナズがとあるパーティーでアル・パチーノと出会ったことがあるそうですが、
「緊張して、まったく会話できなかった(汗)」そうです。いい話!

■│■│■│■│■│■│■│■│■│■│■│■

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■【 09 】女優兼ライター・ハルカの映画デート武者修行「あなたと映画が観たいです。」 

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 小動物系女優兼ライター・山口遥(ハルカ)が男性との映画デートに挑戦し、
 女性目線で映画デート中の男性の振る舞いをチェック!
 映画デートの必勝法が、これを読めば見えてくる!? がんばるんだ、ハルカ!

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 【第九夜】  『THE RAID(ザ・レイド)』を観にいく。(前編)
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 私には昨年から温めている密かな願望があります。
 一部を紹介いたしますと、
 ・ 日高屋でプチ宴会
 ・ スシローで特殊なお寿司を食べる
 などです。

<中略>

 よく晴れた昼下がり。
 「ワケありセレブ」、「媚薬個人輸入代行」などの素敵な看板が並ぶ
 ガード沿いを進むと突如現れる新橋文化劇場。
 ここが本日の映画デート修行の場です。

 本日の修行テーマはズバリ「新橋de名画座デート」。
 そんな大人の名画座デートを提案するのは、
 続きはメルマガで→

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

■【 10 】「デートのための映画データベース」(告知コーナー)

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 気になるあの子を誘って、映画館へ。自分も満足、彼女も満足の映画を探そう!

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│【 後の祭りにもうしない、今週おわる映画 】
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 今週金曜日(19日)に終わる映画の中から、絶対に見逃せない作品をPICK UP! 
 チャンスはあと3日。急げ!
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│【 誰より先に観ておきたい、今週はじまる映画 】
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 今週から公開がはじまる映画の中から、とくに期待大の映画をPICK UP! 
 これを観とけば映画の今が見えてくる!
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│【 今週の名画座PICK UP! 】
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 【1】
 「観ずに死ねるか!傑作ドキュメンタリー88 出版記念特集上映会」
 <上映期間・劇場> 4月13日(土)~26日(金) ポレポレ東中野

 入江悠含む各界のクリエイター73名が語る極私的作品論「観ずに死ねるか! 傑作ドキュメンタリー88」から、厳選16作品を上映!
 豪華、異色ゲストを迎えてのスペシャルトークも毎日開催中で、今週は元オウムの上祐史浩、戸塚ヨットスクール校長ほかを予定。
 観ずに死ねるかー!!
 劇場サイト http://www.mmjp.or.jp/pole2/
 公式サイト http://mizushinedocu.com/
 続きはメルマガで→

┌─────────────────────────┐
│【試写会・イベントPICK UP!】
└─────────────────────────┘
 
 映画館で観るだけが映画じゃない!
 いつもと違う環境で楽しめる試写会や上映会情報。
 自力で当てて、あの子を誘おう!
 続きはメルマガで→

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■【 11 】 メルマガ編集担当の書評コーナー「これは映画になりますか?」

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 編集担当・大川が、注目の書籍を毎週一冊ピックアップ!

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【今週の一冊】  『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』村上春樹(文藝春秋)
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 発売前から4刷50万部。
 発売日に、もいっちょ増刷、10万部。
 定価は強気の1700円。
 出版社の取り分を超ざっくりで70%として、1700×0.7×60万で約7億円超のどんぶり勘定。

 「村上春樹の新作、とりあえず買うでしょ」
 という人の量、自分も含めて60万人。
 観とかないと会話についていかれない、クラスで話題のテレビ番組としてのハルキ・ムラカミ。
 なんだよ、紙の本まだいけんじゃん。

 しかし、である。
 その売り上げとは裏腹に、本作は全っっっ然、たいした作品ではない。
 理由をいくつか挙げる。
 一切の深読みをせず、読んだまんまの印象だ。

<中略>

 村上春樹には、ぜひノーベル文学賞を受賞してもらいたい。
 ただ、本作は本屋大賞にノミネートされれば御の字だと私は思う。
 続きはメルマガで→

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■【 12 】 編集部より

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 今週のモテ☆キーワード
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 「コント」(終わった恋と、カットを数える)
 フランス語で、「短い物語・童話・寸劇」の意。
 故に、「ショートコント」は「頭痛が痛い」的表現になるので要注意!

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 編集後記
└─────────────────────────────────┘

 ネットで話題となっている“ゾンビ映画”、読者のみなさんはご存じでしょうか?
 その作品『CARGO』はわずか7分、台詞もない短編映画。
 なのに、うーん、お見事。面白い!
 仕事の合間の休憩時間にさくっと観られます。ぜひぜひ。
 ゾンビ映画ですが、まったく怖くないので、ホラーが苦手な人もまったく問題ありません。
 ↓
 http://www.youtube.com/watch?v=gryenlQKTbE

 あと、今週クロスレビューした『ホーリー・モーターズ』、
 みなさんの感想も知りたいです!
 twitterのアカウントをお持ちのかたは、@eigamote 宛てにご意見お寄せください。

 ではでは、また来週~!
 
┌─────────────────────────────────┐
 Follow us! み ん な の t w i t t e r
└─────────────────────────────────┘

メルマガ公式:@eigamote

入江悠:@uirie

上鈴木伯周:@hakushu

森下くるみ:@mori_kuru

駒木根隆介:@mcikku

ハルカ(山口遥):@pucchin_haruka

林賢一:@rinrin_

情報担当・藤野:@AngelaFuji

編集担当・大川:@takashiookawa

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 それではみなさん、また来週!

 感想・ご意見等々は、eigamote@gmail.com までお送りください。

 感想ツイートもお待ちしてます。@eigamote まで!

 ブログもチェックしてくださいねー!
 ↓
 http://bmes.blog.fc2.com/

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