映画日誌vol.18 & 新年のご挨拶(カット職人・林)


こんにちは、カット職人・林賢一です。

年始はメルマガ配信のお休みをいただいたので、何か久しぶりな感じがします。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

2017年はメルマガ的に、いろいろな動きがある年になりそうです。
入江監督は新年早々、新作映画の撮影。
名優・コマキンは連載のリニューアル。
新年1発目のPodcastがまさかの伯周ひとり会(と思いきや、SPゲストが!)。
など、波乱の幕開けです。
新年でこの混乱ぶりですから、1年を通したら何度バタバタすることでしょう。
こういった混乱を「楽しい事件」として、大きな気持ちで受け止められるような、
そんな大人なメルマガでありたいものです。

さて、年末年始は映画をいっさい観ない生活を送っていたのですが、
そんな時期のカット職人の「映画日誌」ならぬ、「読書日誌」をお届けしたいと思います。
みなさんの参考になりますようにー


12月某日>

昼に帰省。どんな本を持って行くか迷った。

結局、10冊ほど選ぶ。

夕方、甥っ子と遊ぶ。

夜、本多勝一『新版 日本語の作文技術』(朝日文庫)、川崎昌平『はじめての批評』(フィルムアート社)を読んで2016年の読書締め。


1月某日>

AM、喫茶店で原稿。イチから考える。

2017年の初読書は、岸政彦さんと雨宮まみさんの対談集『愛と欲望の雑談』

宮台真司さんの『正義から享楽へ 映画は近代の幻を暴く』(垣内出版 )も読了。刺激をうけまくる。

甥っ子が角川つばさ文庫版の小説『君の名は。』を買って読んでいた。


1月某日>

サイゾー連載のゲラを直す。iPhoneのゲラデータをコンビニでプリントアウトし、近くのファミレスで赤を入れる。終わって再びコンビニに行き、ゲラをスキャンしてiPhoneに入れて、編集さんに送信。この一連動作で、一回もPCを使わなかった。PCレスの時代だなぁ。


1月某日>

年末年始は映画を観る気がおきず、ずっと本を読んでいた。

いくつか挙げると……ヴァルター・ベンヤミン『複製技術時代の芸術』、津野海太郎『読書と日本人』、坂口恭平『現実宿り』、山上浩嗣『パスカル「パンセ」を楽しむ』、ユヴァル・ノア・ハラリ『サピエンス全史 上』、ジョーゼフ・キャンベル『ジョーゼフ・キャンベルが言うには、愛ある結婚は冒険である。』、フラナリー・オコナー『秘義と習俗』、ミシェル・セール『作家、学者、哲学者は世界を旅する』など。


最近はずっと、人類が定住したあたりの時代が気になっている。

『サピエンス全史』の冒頭に年表があるので、自分流に少しまとめてみた。

+ + +

諸説あるけれど、今から600万年前にヒトとチンパンジーの最後の共通祖先が確認されている。

そこからヒトに分化し、250万年前にアフリカでヒト属が進化。最初の石器もこの時代。

30万年前に火が日常的に使われるようになる(うちの薪ストーブは、ある意味、30万年の歴史があるのだ!)。

7万年前に認知革命が起こり、虚構の音声言語が出現。

3万年前にネアンデルタール人が絶滅。

12000年前、植物の栽培と動物の家畜がはじまる。農業革命。永続的な定住が開始。

つまり、300万年以上にも渡って人類は狩猟採取を行っていた。

それはとても豊かな時代だった。

イメージとは違うが、農業革命が起こって定住したから、豊かな暮らしになったわけではない。

むしろ、諍いや争いが増えたのが実情。

実はその火種は、現代にも続いているーー

(宮台真司さんも『正義から享楽へ 映画は近代の幻を暴く』で指摘しており、超刺激的)

年表を続けると、5000年前に最初の王国、書記体系、貨幣などが誕生。

2500年前に仏教、2000年前にキリスト教、1400年前にイスラム教が誕生、となる。

これ以降の歴史は皆が知るとおり。


私がいま最も興味あるのは、12000年前の定住革命時代だ。

この時代に関しては、西田正規『人類史のなかの定住革命 (講談社学術文庫)という名著があるので、繰り返し読んでいるけれど、ここ最近はより熱心に考えている。

すごくシンプルにいうと、人類は定住しなければ、もっと豊かで幸せだったのでは? ということ。

もちろん、そんな時代には戻れないし、戻るつもりもないけれど、今の世の中のほとんどの問題は定住をやめれば解決してしまう。

それはクロード・レヴィ=ストロース的な考えとも近く、『野生の思考』をしっかり読まなければ、と思っているが二の足を踏んでいる。

この定住革命前あたりに何かヒントがありそう、というレベルではなく具体的に何かを現代に持ち帰りたい。

2017年はこのあたりの問題意識を持ち続けよう。


定住革命が産んだ火種が実は、現代の映画にも通ずる問題だ、というのが今年のテーマ。

狩猟採取時代にあった純粋な贈与が現代に回帰している。

または、言語以前の時代のDNAが現代に回帰している。

なぜなのか?

何のための問題意識か、まったくわからないけれど、考えたい。

そして、それをきちんと落とし込んだ書きものをしたい。

2017年1発目は、どんな映画を観ようか。

本当に観たいものだけを観る、と決めた。もう時間がない。

本当に書きたいものだけを書く、と決めた。もう時間がない。




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鑑賞したすべての映画は、メルマガ内の、
「みんなのレビュー」コーナーでレビュー&星取りしていますので、

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あわせて、よろしくお願いします。


映画日誌vol.17(カット職人・林)


こんにちは、カット職人・林賢一です。

メルマガ読者の皆様、毎週毎週メルマガをお読みいただき、ありがとうございます。
僕モテPodcastリスナーの皆様も、いつもご贔屓にありがとうございます。

2016年が終わろうとしています。
今年もたくさんの映画のカット数を数えました。
ですが、自分に問うのです。
自分は決定的な何かをこの世に残したのだろうか? と。
いろいろ書いてはいましたが、おそらく何も残していません。
そのことを思うと、絶望的な気持ちになります。

ちょっと2016年を振り返ります。
1月はとある決起集会がありました。
2月は東北に行きました。
3月は家人が引っ越しました。
4月は香港に行きました。
5月は新しいものを書きはじめました。
6月は新しいものを書き続けました。
7月は出雲に行きました。
8月は本を読んでいました。
9月は絶望していました。
10月はニューヨークに行きました。
11月から『トーキングフルーツ』(フジテレビ)という深夜番組に構成で参加しました。
12月は何もしていません。

重く、暗い。
2016年は自分にとって絶望の年でした。
年末にこんな暗い振り返りもアレですが、お先真っ暗な年だったのです。
来年こそは、なんて思えません。
未だに絶望しています。
でも、書くしかない、そう思っています。
恥をさらけ出すように。

本当に暗くてすみません。
2016年、最後の日誌を記して、年末の挨拶に変えさせて下さい。



12月某日>

昼、港区で会議。

夜、シネマカリテで『弁護人』『エヴォリューション』をハシゴ。


12月某日>

AM、ル・シネマで『ブルーに生まれついて』

全身が固まってしまい、終日の予定をバラす。


12月某日>

夕方、新宿区で撮影。

夜、鎌倉で撮影。


12月某日>

AM、鍼。

夕方、お台場シネマメディアージュで『アズミ・ハルコは行方不明』

夜、港区で会議。

移動中、ジョーゼフ・キャンベル『生きるよすがとしての神話』を読む。興奮。


12月某日>

AM、メルマガを書く。2016年のベストカットTOP3について。

夕方、森田真生『数学する身体』を読む。明晰で興奮。


12月某日>

JM・クッツェー『イエスの幼子時代』を読む。静かに震える。


12月某日>

AM、文京区で会議。

昼、港区で会議。

夕方、恵比寿ガーデンシネマで『ニコラス・ウィントンと669人の子どもたち』

夜、僕モテPodcast収録。


12月某日>

昼、シネマート新宿で『華麗なるリベンジ』

夕方、シネマカリテで『ヒッチコック/トリュフォー』

劇場パンフレットが素晴らしかった。


12月某日>

AM、メルマガ原稿。

ここ数日、何もする気が起きない。


12月某日>

昼、港区で会議。

夕方、シネパレス渋谷で『ドント・ブリーズ』

夜、シネマート新宿で『狂い咲きサンダーロード』


12月某日>

昼、僕モテPodcast収録。『ヒッチコック/トリュフォー』について喋る。

夕方、モテデミー賞用の資料を作る。

夜、渋谷LOFT9で「僕モテ大忘年会&モテでミー賞2016発表会」

今回はノミネート作品を1つも受賞させることができなかった……。テキーラ1杯飲む。

流れで、そのまま2次会へ。

深夜、余った「YES トム・クルーズ」Tシャツを事務所に運ぶ。売れ残ったのが、ちょっと切ない。


12月某日>

AM、原稿。

夕方、千代田区で撮影。

夜、中央区で撮影。


12月某日>

AM、メルマガを書く。

夜、イオンシネマ日の出で『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー


12月某日>

AM、鍼。

夕方、図書館で10冊返却して10冊借りる。めぼしい雑誌をコピーしまくる。

夜、恵比寿ガーデンシネマで『スモーク』。劇場を出た瞬間にシナリオ構成を分析して、メモ。

すぐ横の東京都写真美術館でやっているアピチャッポン個展にも行きたかったけれど、たっぷり時間のあるときにゆっくり行こう。


12月某日>

AM、初期設定。

昼、港区で会議。

夕方、資料を作る。


12月某日>

AM、原稿。

昼、ヒューマントラストシネマ渋谷で『フィッシュマンの涙』

本屋でヒッチコック関係の本を漁る。山田宏一さんの『ヒッチコック映画読本』は買わねばならぬ。

また、草思社文庫から出た『ヒッチコックに進路を取れ』(山田宏一×和田誠)も買わねばならぬ。

宮台真司『正義から享楽へ 映画は近代の幻を暴く』も買わねばならぬ。

ならぬ祭り。他にも何冊も散財してしまう。年末に読もう。

夕方、岩波ホールで『皆さま、ごきげんよう』。すごい。


12月某日>

AM、サイゾー連載原稿。

夜、中野区で飲む。


12月某日>

AM、東京都写真美術館で『アピチャッポン・ウィーラセタクン 亡霊たち』を観る。映像作品が多くて嬉しい。

昼、シネマヴェーラ渋谷でハワード・ホークス『教授と美女』。ただただ面白い。すぐにシナリオ分析。ビリー・ワイルダー脚本なのか。

夕方、アップリンクで『チリの闘い 第三部』。第一部、第二部は観ていたが、最終部だけ見逃していたのだ。

夜、シネマカリテで『ワイルド わたしの中の獣』。とても不思議な映画。


12月某日>

AM、メルマガ原稿を書く。

PM、ひたすら積読本を読んでいく。

『ジ・アート・オブ  シン・ゴジラ』が届いたので読む。3段階のプロットが載っている。こんな資料があるメイキングなど見たことがない。助監督の脚本意見メモなどもある。凄まじい編集に驚く。




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あわせて、よろしくお願いします。
それでは、2017年もメルマガでお会いしましょう。
みなさん良いお年を。


映画日誌vol.16 & メルマガ12月特集号の詳細発表(カット職人・林)


こんにちは、カット職人・林賢一です。

メルマガ読者の皆様、毎週毎週メルマガをお読みいただき、ありがとうございます。
僕モテPodcastリスナーの皆様も、いつもご贔屓にありがとうございます。

メルマガも200号を超え、今後も気を引き締めてお届けしていきたいと思っています。
さて、12月に入りまして、2016年も終わってしまいます。
月アタマといえば、僕らのメルマガは特集号。
先々週、200号記念も特集号みたいな感じでしたが、
来週配送号も特集号ですよ!
もう特集号祭り!

というわけで、12月第1週配送メルマガの特集を発表いたします。
どどん。

モテデミー賞直前! 

2016年・僕らのベストシーンTOP3発表! 号


でございます。
12/17日(土)には恒例の年末イベント


『僕らのモテるための映画聖典』大忘年会 &「2016年モテデミー賞発表」

http://www.loft-prj.co.jp/schedule/loft9/52029


を開催するわけですが、ここでは邦画を中心に語ることになります。
そこで、12月の特集号では邦画に限らず、世界中の映画の中から、
「ベストシーンTOP3」を各執筆陣が発表したいと思います。

2016年に観た映画の中から・・・・・・
「良かったシーン」「強烈に記憶に残っているシーン」を3つ挙げて、なぜ良かったのかを論じる。

1年間の締めくくりにもなり、12/17のイベントとはまた別の切り口で

今年の映画を振り返るというわけです。


個人的には「ベストシーンTOP3」ではなく、

「ベストカットTOP3」になると思いますが、

どんなカットがあったのか振り返るだけでも、膨大な時間がかかります。

その分、濃いTOP3がお届けできると思いますので、お楽しみに。


メルマガで今年の映画ベストシーンを振り返り、

12/17(土)には邦画を思いっきり振り返る。

そんな年末を一緒に過ごしましょう。

12/17はまだチケットがあるようですので、

お早めにチェックしていただけますよう、よろしくお願いします。


それでは、最後にカット職人の映画日誌に参りましょうか。
みなさまの映画体験や読書の参考になればこれ幸いでございます〜。


11月某日>

昼、ユーロスペースで『この世界の片隅に』

夕方、ヒューマントラストシネマ渋谷で『誰のせいでもない』

夜、モニターで『極北のナヌーク』のカットを数える。


11月某日>

AM、メルマガ原稿を書く。

昼、某原稿を書く。

夜、手塚治虫『火の鳥 黎明編』『火の鳥 未来編』を読む。大人になって読むと全然違った作品だ。


11月某日>

図書館で『美術の物語』『進化くん』『アウシュヴィッツの図書係』『文庫本宝船』『ニーチェと哲学』『キャプテンサンダーボルト』『テレビは男子一生の仕事』『悪意とこだわりの演出術』『性のタブーのない日本』を借りる。

終日、引きこもる。

夜、モニターで『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』を観る。


11月某日>

昼、港区で会議。

夜、某来訪。


11月某日>

昼、明治大学に行き、ヒューマンライブラリーというイベントに参加。マイノリティの方々が「本」となって、来場者が借りて読む(対話する)というデンマーク発のイベントだ。教室で2人きり、某方とトークする。

夕方、TOHOシネマズ六本木で『ソーセージ・パーティー』

夜、痛飲。


11月某日>

AM、新宿ピカデリーで『ジュリエッタ』のカット数を数える。

終日、原稿。

橋本治『性のタブーのない日本』(集英社新書)と『ゲンロン4を読む。


11月某日>

AM、メルマガ原稿を書く。

夕方、裏山で薪を集める。

終日、読書。


11月某日>

昼、図書館に行って『大島渚1968』『ならず者たち』『神話・狂気・哄笑(ドイツ観念論における主体性)』『イエスの幼子時代』『私たちはどこへ行こうとしているのか(小熊英二時評集)』『地鳴き、小鳥みたいな』『試行錯誤に漂う』『蜷川幸雄  (世界で闘い続けた演出家) [KAWADE夢ムック]』『アウトロー 上』『死にいたる病』を借りてくる。





最後にイベントの告知をもう一度。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓


 【 告知 】今年もやります! 「2016年日本モテデミー賞」


┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


 【新情報:缶バッジ来場者全員プレゼント!!】

  「小さめでシンプルな缶バッジとかあったら読者の目印として良いのでは…」

  というおたよりがPodcastに寄せられました。そこで!

  来場者全員に僕モテ缶バッジプレゼント!

  上鈴木伯周が現在鋭意デザイン中。イベント完全限定で、ここでしか手に入りません。


 【新情報:僕モテグッズ第一弾! 「YES!トムT シャツ」発売】

  僕モテ流行語大賞とも言える佐藤圭一朗画伯の「YES! トム・クルーズ」。

  このパンチラインを上鈴木伯周がTシャツにデザイン。

  イベントで先行発売します。当日執筆陣はこれを着て登壇する予定です。

  もはやこれがなくては年が越せない!

  僕モテ執筆陣が「モテた作品」「モテた俳優」を縦横無尽にプレゼンし、

  会場のお客さんの拍手で決めて勝手に表彰。


  毎年会場を大きくし続けて、今回はなんと渋谷の「ロフト9」で開催。

  満席濃厚! 早めのご予約を!


  <予約はこちら>

  http://eplus.jp/sys/T1U89P0101P006001P0050001P002207742P0030001P0006 


  入江悠 presents『僕らのモテるための映画聖典』大忘年会&「2016年モテデミー賞発表」


  2016年12月17日

  OPEN 18:00 / START 19:00

  前売2100円 / 当日2,600円(税込・要1オーダー500円以上)
 

 【出演】
  入江悠(映画監督)
  駒木根隆介(俳優)
  上鈴木伯周(ラッパー)
  林賢一(脚本家・放送作家)
  大川喬司(編集長)


 【お問合せ】LOFT9 Shibuya(03-5784-1239)



週刊メルマガ「僕らのモテるための映画聖典」は毎週配送中です。
鑑賞したすべての映画は、メルマガ内の、
「みんなのレビュー」コーナーでレビュー&星取りしていますので、

是非、ご一読下さい。

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あわせて、よろしくお願いします。
それでは、来週号でお会いしましょう。


映画日誌vol.15 & メルマガ200号記念号の詳細も(カット職人・林)


こんにちは、カット職人・林賢一です。

メルマガ読者の皆様、毎週毎週メルマガをお読みいただき、ありがとうございます。
僕モテPodcastリスナーの皆様も、いつもご贔屓にありがとうございます。

さて、「僕らのモテるための映画聖典メルマガ」が今週配送号で、
ついに記念すべき200号を迎えます!
毎週配送していますので、200号達成はおよそ4年間の結晶ということになります。
いやぁ、もうそんなになるんですか。

そんな記念すべき号は、いつもとちょっと趣向を変えまして・・・・・・

「執筆陣よ! これ観ないで映画は語れないでしょ」特集


と題しまして、一般的には超有名だけれど、意外に観ていない!
また、大学の授業などで何シーンかは観たことあるけれど、全編は観ていない!
はたまた、学生時代に観た気になっているけれど、よーく思い返してみると観た気になっているだけ!
要するに、いつもは「ああ、あれね」と知ったかをしているけれど、
実際に大人の目線でクラシックをあらためて観て、考えてみよう、という特集でございます。

作品選定をするのは、主催の入江悠。
彼が執筆陣に候補作をいくつか投げ、その中から選ぶ方式となっております。
ちなみに、そのリストはコチラ。

入江・・・※現在、読者さんからのアイデア募集中&検討中

林・・・『燃えよドラゴン』or『極北のナヌーク』

伯周・・・『雨に唄えば』or『市民ケーン』

コマキン・・・『吸血鬼ノスフェラトゥ』(1922 ムルナウ監督) or 『勝手にしやがれ』

佐藤画伯・・・『戦艦ポチョムキン』or 『駅馬車』

編集長・・・ベンヤミン『複製技術時代の芸術作品』(書評)


各自、どんな作品を取り上げるんでしょうか?
クラシック色の強い号になりそうですが、たまにはいいじゃありませんか。

ちなみに、わたくしが取り上げる作品はもう決めてありまして、
発表しておきましょうか。

『極北のナヌーク』(1922)

表記が『極北の怪異』とされる場合もあるんですが、
原題が『NANOOK OF THE NORTH』なので、『極北のナヌーク』で統一することにします。

ロバート・フラハティ監督によるドキュメンタリー映画の先駆的作品。

雪と氷の大平原を背景に、極地のイヌイット一家が生きるために苛酷な自然と闘っていく様を迫真せまる映像で描く。フラハティは探検家、人類学者でイヌイットを生涯にわたるテーマとしていた人物とのこと。


歴史至上、最初のドキュメンタリー映画としても名高く、

また、数々の仕込みをしたため、フィクションとの境界線が曖昧な作品でもあるようです。


うーん。楽しみ。

果たして、どんなカット数が出るんでしょうか。

配送までしばしお待ち下さい。


そして、そして。

11月も、もう後半になります。

12/17日(土)に行われる

『僕らのモテるための映画聖典』大忘年会&「2016年モテデミー賞発表」


近づいてまいりました。
何かと慌ただしくなる時期になりますが、皆さま、是非足をお運びになって、
飲みましょう。忘年会(あんまりこの言葉好きじゃないんですが)しましょう。

それでは、最後にカット職人の映画日誌に参りましょうか。
みなさまの映画体験や読書の参考になればこれ幸いでございます〜。



10月某日>

AM、資料を読み込んで原稿を書く。

PM、港区で会議。

夜、テアトル新宿でSLUM-POLISのカット数を数える。


10月某日>

AM、メルマガ原稿を書く。『SLUM-POLIS』のカットリズムについて。

PM、港区で打ち合わせ。

夜、嬉しい連絡。来週末まで新たな原稿を書かなくては。

深夜、たまったVTRを観る。


10月某日>

日中、イオンシネマ日の出で『ボクの妻と結婚してください。』『金メダル男』をハシゴ。

夜、原稿。ちょっと進む。

深夜、短編小説をまとめて読む。なるほど。


10月某日>

AM、原稿。

昼、港区で会議。

夕方、キネカ大森で『過激派オペラ』

夜、僕モテPodcast収録。『彷徨える河』について喋る。


10月某日>

日中、原稿。少し目処が立つ。

夕方、資料を読む。

夜、『ザ・スライドショー13をモニターで観る。4年ぶり。

深夜、『ドキュメンタリーは格闘技である: 原一男 vs 深作欣二 今村昌平 大島渚 新藤兼人』(筑摩書房)を読む。ガチ。


10月某日>

AM、原稿。

日中、資料を読む。

深夜、ケン・リュウ『紙の動物園』(早川書房)を読む。すごい。


10月某日>

AM、ダニエル・E リーバーマン『人体600万年史(上)』(早川書房)を読む。すこぶる面白い。

昼、図書館へ。

終日、原稿。


10月某日>

AM、原稿。

昼、イオンシネマ日の出で『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK

夕方、原稿。

夜、ヒッチコック『引き裂かれたカーテン』のカット数を数える。

深夜、アーシュラ・K・ル=グウィン『素晴らしいアレキサンダーと、空飛び猫たち』(講談社文庫)を読む。きた。シリーズ他作品も読むことを決意する。


10月某日>

早朝、メルマガの原稿を書く。

AM、港区で打ち合わせ。

終日、原稿。ラストまで書き終える。あとは推敲だ。


10月某日>

終日、原稿。なにもできない。


10月某日>

昼、港区で会議。

その後、ずっと原稿。


10月某日>

終日、原稿。

2本並行して書き続けるのは大変だ。


10月某日>

終日、原稿。

深夜、何とか送信して解放感。

もっとフィジカルに書かなくては、とあらためて思う。

外に出て足で書くのはもちろんのこと、身体で書くために取材候補を吟味する。

もう観念的に書くのはイヤだ。フィジカルに、普遍に。


10月某日>

本を読む日にする。

高橋源一郎『丘の上のバカ ぼくらの民主主義なんだぜ2 (朝日新書)

西川美和『永い言い訳』(文春文庫)などを読了。

夜、渋谷区で撮影。




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あわせて、よろしくお願いします。
それでは、来週号でお会いしましょう。



映画日誌vol.14(カット職人・林)


こんにちは、カット職人・林賢一です。

メルマガ読者の皆様、毎週毎週メルマガをお読みいただき、ありがとうございます。
僕モテPodcastリスナーの皆様も、いつもご贔屓にありがとうございます。

11月も、もう2週目に入りました。

12/17日(土)に行われる

『僕らのモテるための映画聖典』大忘年会&「2016年モテデミー賞発表」


まで、およそ5週となりました。
早いっ!!

前売りチケットが発売中ですので、参加予定の方はお早めに購入してもらえればと思います。
嬉しいことに、最近の僕モテイベントは当日前にソールドアウトになってしまいます。
みなさまのおかげでございます。

大忘年会

というのは何となくわかると思うんですが、
(まぁ、執筆陣と読者の皆さま、会場の皆さまと飲むってわけです)

「2016年モテデミー賞」

がよくわからないかもしれないので、簡単にご説明しておきましょう。

僕モテ執筆陣が、2016年に公開された邦画の中から、
「最もモテた!」という作品や男優、女優、助演などを選んでプレゼンし、
会場のお客さんの拍手で「モテデミー賞」を決める、というものです。

毎年末に行っており、今年で4回目になるはずです。
2016年の映画を振り返りつつも、「モテ」目線は外さない。
まさに、僕モテならではのイベントであり、
この時期になると「モテデミーで何をプレゼンしようかな?」と考え始めます。
今年は邦画で当たりの作品が多いため、選考が悩ましい。
もう少し時間があるので、じっくり考えようと思いますが、
12/16なんて、すぐにきてしまうんでしょうねぇ。
気を引き締めなくては。

さて。
ここ最近のわたくしの映画日誌にまいりましょう。
みなさまの映画体験や読書の参考になればこれ幸いでございます〜。


10月某日>

AM、モニターで『地獄の警備員』(1992)のカットを数える。

その流れでメルマガ用にカット分析の原稿を書く。

夕方、原稿。

夜、モニターでCURE(1997)を観る。

深夜、四方田犬彦『ルイス・ブニュエル』(作品社)を読了。


10月某日>

昼、本多劇場で阿佐ヶ谷スパイダーズ『はたらくおとこ』(作/演出・長塚圭史)を観劇。12年ぶりの再演。

+++

【メルマガ的3行レビュー】

『はたらくおとこ』

 12年ぶりの再演とは思えないほど、現代的な物語に驚いた。

 というか、2016年の物語にしか思えなかった。農薬と汚染。

 時代が変わっても常にビビッドな物語というのは、強い。

+++

夕方、神保町古本祭りを冷やかす。

青山拓央『幸福はなぜ哲学の問題になるのか』(太田出版)を買って喫茶店で読む。

夜、岩波ホールで『みかんの丘』

深夜、新宿で僕モテPodcast収録。『ダゲレオタイプの女』を中心にしつつ、黒沢清監督について考える。


10月某日>

AM、渋谷TOEIで『ぼくのおじさん』

昼、港区で会議。

夕方、シアターイメージフォーラムで『彷徨える河』

夜、世田谷パブリックシアターで『遠野物語・奇ッ怪 其ノ参』(作/演出・前川知

大)を観劇。

+++

【メルマガ的3行レビュー】

『遠野物語・奇ッ怪 其ノ参』

 「物語」を巡る物語は大好物なので大いに楽しんだ。

 ミニマルな場面設定が、密室から遠野の地へと変化する。

 作家のヤナギダにとっての物語と、僕たちの物語は何は違うのか? 考える。

+++


10月某日>

終日、奥多摩で過ごす。

夜、岸政彦『断片的なものの社会学』を再読。


10月某日>

AM、リニューアルした新宿武蔵野館へ。当たり前だけれど、綺麗。スクリーンの配置などさほど変わらず、新しいのに懐かしい感がある。

そんな新しい劇場で『エブリバディ・ウォンツ・サム!!  世界はボクらの手の中に』

夕方、千代田区で撮影。

夜、世田谷区で撮影。



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